2011/04/20

(No.1375): 初舞台報


4/19 火曜日
えびたさんとの新ユニット
CYRKONの初ライブ。
渋谷aubeにて。

前代未聞の前日ブッキングを乗り越え
意気揚々と来てみればそこは
180度ひっくり返るようなアウェイの世界だった。
初ライブとしては厳しい洗礼となった。

前日ブッキングとは、もうイベントの内容よりは
出演枠の確保という理由のみでぶつけるものだから
実際は東日本大震災のチャリティーライブ+
インディース発掘的イベントにもかかわらず
我々は、ひとつになろうニッポンがんばれ東北的な
メッセージなど微塵もなく、ただただ変態音響を
送出するのみであった。

そして、
どれくらいアウェイだったかというと。

全10バンド中、歌のないバンドは我々のみ。
というか、そもそもこのイベントは
ボーカリスト様専用且つ+踊りのないエグザイル的な
方ばかりが出演するというイベントであった。
早い話、J-POP風な音楽ばっかり。
出演者はほとんど一人。
だからバンドというよりは
個人名だったりユニットっぽかったり。

楽屋で、名刺をくれたアイドルみたいな衣装の
女の子のボーカリストの人。

「どんな音楽なんですか」と聞かれたので

「変態です」
「へへんたい?」
「歌なしで15分ノンストップです。MCもなし」
「え?歌わないんですか?」
「歌いません」
「歌なし?なんで?」

いや君、なんでって言われてもねぇ。




そして、もっと驚いたのは、司会がいたことだ。
お笑い芸人。コンビらしいが、
今日はピンできていた。
コンビ名も既に忘れてしまった。
テレビではぜんぜん見ない人。
一応プロの芸人さん。

その芸人がライブ間の転換時にMCをやるのだが
だいたい前のライブの感想的なことを
言ったりする。
みんな歌がメインでそれなりにMCをやったり
ネタにはこまらなさそうだったが
果たしてCYRKONを観た後でどんなMCが入るのか
それは楽しみだった。



CYRKONの前のアーティスト君。
アコギ一本と歌のみ。
さわやかフォークロック風。
楽屋で話したらとてもいい子だった。
男の子。
宇都宮でストリートミュージシャン
しているとのこと。
このために東京に出てきた。

えびたさんが楽屋に入ったとき、
一人でMCの練習をしていたとのこと。
微笑ましい。
そこへ筆者も加わっての楽屋でのこと。

「君のお父さんっておいくつくらい?」
「えーっと、47か8です」
「あっはっは、僕達と全く同じ年齢だよ」
「えー!そうなんですか!」
「ライブがんばれよ」



さて、CYRKONの初ライブであるが、
期待して待つ客の目がテンになる音楽を
約17分間ノンストップでお届けした。

我乍ら、全然スタジオ練習してないのに
度胸あるなと思った。
今回は、えびたさんの轟音ノイズギターは中止し
全てリズム系で攻めてみた。
それが功を奏し、結果的には
目がテンになるくらいで済んだのだ。
轟音ギターが加われば、演奏取りやめ指示
いや、PAの電源を落とされていたかもしれない。

従って今回は
電子音響ミニマル+不揃いな生ドラム上乗せ式+
手動リズムマシン的な構成だった。
ライブ毎にいろいろ構成を変化できるという
フレキシビリティを持っているところが良い。


でわ次回。
次は腰を抜かす様な音響で。






2 件のコメント:

Galatea 2.3 / ガラテア 2.3 さんのコメント...

詳細なレポートありがとう御座います。
僕の中でも印象深いライブとなりました。
それにしても、みんな良い子でビックリです。
みんな売れるといいなぁ。
そういえば、主催者から、またよろしくメールが来てました。
次はJ-POP-CYRKONで二人でハモりますかね。

dewey エフオピ さんのコメント...

お疲れさまでした。

あすこのハコ自体は大変良い感じでしたね。
もう少し音量が大きければよいサウンドを鳴らせるハコだと思います。
クラブ対応も大丈夫そうな感じ。
PAの人も大変親切だったし。


ハモリは苦手ですw

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