2013/07/13

(No.2021): ブレーキパッドがなくなりましたーって言ったらぜんぜん残ってますよってまたしても裏をかかされた日


過日、我が六級改号別名ducati monster696之介左衛門のブレーキパッドが、なくなりつつあるのではないかという危惧に苛まれ、オイル交換のタイミングをはめ込みつつその時に併せてご機嫌を窺おうとドカ屋さんを訪なう。


「オイル交換をば所望致す」
「銘柄は何にします」
「無論VSXにて候」
「いつものですね」
「あいやメカ殿待たれぃ、ブレーキのパッドが心許なくなって参ったと存分に。フロントの」
「え、本当ですか今何キロです?」
「二万四千キロを超えており申す」
「はーずいぶん走りましたねー」
「左様、駆って候」

「エフオピさん、ぜんぜん減ってないですよ」
「マジですか」
「ほら、正面から見ると溝が見えますよね」
「ははぁーあのコの字の刻みのことでござるか」
「あの溝がなくなったら交換です」
「見ればまだ大分残っておる、左右両方」
「たぶん4mmは残ってますね、新品で5mmです」
「幾分も減ってはおらぬということでござるな」
「普通、3万キロで半分は減るんですけどねー」
「拙者は2万4千キロも駆っておるというに、まるでブレーキ使ってない的な塩梅式で候折」
「優しい運転してるんですねー」
「ぐふ、や、やさしい、とな」

拙者心の声
「あの程度の急制動繰り返しても屁でもねぇってことか」

「あーでも、フロントのローターレコード盤みたいに溝が酷いですね」
「左様、拙者も気にはなっていたところでござる」
「雨の日とか走ります?」
「当然、なんの隔たりも無く駆り候由」
「その所為ですねー」
「とは、如何なる所存でござろうか」
「雨で泥とか汚れに含まれる小さい石とか粒がローターに着いて、そのままパッドで挟み込まれてローターを削り取っていくんです」
「なんと、斯様な仕組みであったとは」

「この感じだとあと1万キロは持たないと思いますね」
「左様ですか」
「次回12ヶ月点検の時に交換するかどうかですね」
「して、それにはおいくら程のキンスが要りましょうや」
「フロントのローターは純正品は高いんです。一つ4万します」
「ビャギェーー二つで8万! 無謀です」
「なので、半額くらいのサンスター製をお勧めしています」
「ぎりぎりゲンジツ世界に留まれそうです」
「あと、ブレーキパッドも純正品は高いです。2枚で1セットですが1万3千8百円します、それが2セット」
「ビャギョエーーー2万7千6百円! ローターと合算すると不可能です」
「なので、ウチはデイトナ製のをお勧めしています。1セット4800円です」
「なんとかゲンジツ世界に留まれそうです」


最後はお侍言葉がどっか吹っ飛んで行った。








0 件のコメント:

コメントを投稿