2014/04/04

(No.2164): ぼくのすきなかいじゅうえいが


昭和30年代〜40年代前半の
東宝の怪獣映画は素晴らしい。
現代の映画のようなCGだか実写だか
わからんくらいのハイクオリティでもないし
だから当然リアリティもないし
かといって派手さもない。

しかし他を寄せ付けぬ独特の世界観がある。
怪獣の着ぐるみとジオラマでの特撮。
街並は昭和30年代の日本。
飛行機や尻尾にはピアノ線が見えるし
着ぐるみの背中にはチャックがある。
僕らが子供の頃はそういうことも含めて
楽しんでいた。

筆者の一番好きな円谷英二/本多猪四郎の作品。
その予告編。「サンダ対ガイラ」 1966年



1966年だから筆者3歳の時の映画。
ガイラの顔、シビれる。カッケー。
この二匹の佇まいが未知の世界観を築く。
ガイラがメーザー光線に焼かれるシーンが秀逸。
あと、羽田空港に上陸するシーン。
予告編にはないが、ビルの屋上のビアホールの
客が逃げ惑い、その客を喰っちゃうところとか
子供心にコウェーって思った。

小学1〜2年くらいにリバイバル上映か
なんかで武蔵小金井にあった場末の映画館で
観た記憶あり。
しかし全編をちゃんと観たのは社会人になった
1980年代前半にこの映画のVHSビデオを
買ってからだった。



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