2016/02/03

(No.2428): ディスクローター換算式(如月編)


気付けば二月。
我が六級改号DUCATI M696之介(註1)を12カ月点検に入庫させたのが一月の八日。ようやく昨日二月二日に出庫できたというから一ヶ月近くもかかった計算だ。
そもそも入庫は予定になかった。昨年の十一月末にエンジンオイル交換でドカ屋に訪れた際、エフオピさんのバイクもう四万キロオーバーなのでここいらで一回点検を受けた方がいいすよ、とのメカ様から詔を頂戴し、ですよねーと返す刀でそのまま点検予約、しかし十二月はもう一杯なので 一月に予約を入れて入庫したという経緯。

消耗品とは消耗するのであって、消耗したら新品に交換すればいつだって故障知らずのピンピカですぞ。御意、其の通りでございます。
その方式に則り、今回の点検では、一度も交換していなかった前後スプロケットを交換、同時に前回から勘定して2万キロ以上交換していなかったチェーンも交換必須とし、その他は消耗具合により検討という段取りとした。
スプロケットというのはエンジンの動力を後輪に伝えるチェーンを掛ける歯車のこと。動力部のある前方のスプロケットと後輪と同軸のスプロケットの間にチェーンを掛けて、このチェーンで駆動を伝達させるのだ。
ちなみにスプロケットは純正品を、チェーンはDIDのゴールド仕様とした。一般的にはスプロケとチェーンは同時交換する。


ところで、今回一番気にかかっていた部品がある。それは前輪のブレーキディスクローターである。ブレーキディスクローターとはブレーキパッドが挟む車輪と同軸に取り付けられている金属の円盤のことである。この円盤をブレーキパッドが挟むことで制動するのだ。

で、長年使用しているとブレーキパッドに限らずこのディスクローターも削れて厚みがだんだんと薄くなってくる。その交換目安の厚さ規定値があり、それを下回ってしまったら交換が必要となる。
しかしじゃぁ交換しようと簡単に言えないのだ。何故かといえばこのディスクローターは大変高価なのである。どれくらい高価かというと、このディスクローターは1枚は AKAI Timbre Wolf くらいするのだ。
しかもドカティモンスターの前輪にはそれが左右2枚ついているのだ。2枚。なので部品代だけで ARP ODYSSEY くらいするのだ。

それなもんだから、純正(ブレンボ製)以外で合うディスクがあれば探しておいてくださいと依頼しておいた。
結果的に、今回の点検では交換不要ということになり胸を撫でおろした。しかし部品を調べてもらったところ規格上、社外品で適合品がないとのこと。つまり交換する場合は、純正品のARP ODYSSEY くらいのやつにするほか手はないのだ。
南無。




(註1)
本名 六級改号DUCATI M696之介
別名 DUCATI Monster696+
エフオピのバイク、2009年型のマットブラック仕上げの機体、排気量696cc、空冷2気筒デスモドロミックエンジン搭載
セパハン並みのショートハンドル、イモラミラー、ドカティパフォーマンス製シート、リアフェンダーレスキット装着、アエラステップなどにカスタマイズ
このバイクに乗るためには大型自動二輪免許が必要





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