2010/05/23

(No.1121): 和式と徘徊と


和式便所を探して街を徘徊する。
人間ドックのための検便をするためだ。
洋式便所では、ブツが水没してしまう。
トイペを二重三重に敷いたところで
あまり効果はない。
しかも、詰まって流れなくなって
エライ目にあったことがある。

だから、我々は和式を狙う。
こいつはいい。検便のための、
専用の便器だ。
といっても過言ではない。

筆者の会社は古い建物なので
和式も併設されている。
検便には都合がよい。
しかし、検便は2回実施しなければ
ならないうえに
筆者の人間ドックは月曜日であるため
土曜あるいは日曜にも検便を行うことになる。
つまり、会社にいない時間帯に
検便を実施しなければならないということだ。


そこで、街を徘徊する。
近所のスーパー、特に築30年ほど経っていそうな
店へ行く。
なにしろ、便所は外のほったて小屋だ。

完璧に和式でしょう、と思って
爆笑しながら入ると、便所の内装が
どういうわけか六本木あたりの
バーのトイレ然としているではないか。
当然、洋式のみ。ウォシュレットまで付いている始末。
膝から崩れ落ちた。
なんと場違いな。

本命が潰されたので、急遽
他の店を検討する。


築は10年ほどだが、雰囲気は
和式便所あります的な店へ突入する。
しかし普通に洋式のみ。
小便をしている先客が、筆者が大便のトビラを開け
チッと舌打ちして、そのまま立ち去るのを見て
きっと不信を抱いたに違いない。


どこだ。どこにあるのだ。和式便器は。
和式便所御大は。


そうだ駅だ。たしか、駅構内の便所は
和式のはずだ。

近所のJR駅へ行く。
しかし、ここは有名デパートと百貨店が
駅ビルとして君臨しており、それなので
念のため、デパートや百貨店の便所も洗ってみる。

期待をしていなかったと言えば嘘になるが
ここで当たりが出れば、もはや便意も調度良い頃合いにて
願ったり叶ったり、と期待しつつ精査する。
完璧な洋式。当たり前だが。

さらに、階を変えて、念のため見てみる。
何の念のためなのかもう意味もわからず
クソーここもダメかッと絶叫する。

suicaを使って駅へ入り便所へ急ぐ。

大便トビラが4つもあり、そのうち2つは使用中だったが
残りの2つは、完全なる和式便器だった。
素直に、駅構内へ行けばよかった。

素敵だ。流石だ。
この検便のしやすさといったら
右にでるものはいないだろう。

滞りなく完了する。









2 件のコメント:

Galatea 2.3 / ガラテア 2.3 さんのコメント...

確かに我々にとってトイレは死活問題ですね

私はかつて数回、危機一髪で自爆しました


そして、いおいお、スコラに

ymo登場ですね、それもバラカン解説で

んーーー楽しみ

dewey エフオピ さんのコメント...

> Galatea 2.3 / ガラテア 2.3さん

和式が少なくなりました。


おー
バラカンさん解説でYMOですか。
見ますッ

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