2012/07/11

(No.1760): 特異点を訪なう


我々の存在しているこの宇宙は誕生してから
10のマイナス34乗秒後から始まった。
その前はどうなっていたのか。
誕生のまさに瞬間、いや誕生以前の状態は
いったいどのような姿だったのか。

ものの本によると、我々のこの宇宙が
誕生してから10のマイナス34乗秒後からは
我々の物理法則を適用することができるが
それより以前については「特異点」と呼ばれる
物理法則が適用できない世界なのだという。

つまり「特異点」においては
我々人類はそれを認識することができない
全く異なる物理法則の世界であるという。
例えば、「距離」や「長さ」といった概念がない
とか
「速さ」には重さがあり「時間」はゼロ
とか
我々には理解不能な世界。

だから「意思」というのもこの物理法則の中に
おいては絶対ではないのかもしれない。
この物理法則の中における「意思」は
この物理法則の元で消滅するが、
「意思」というエネルギーは別の特異点の
物理法則の元で継続しているのではないか。
しかし、それは連綿としているのではなく
新しく生まれた「意思」として継続する。

そうに違いない。

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