2013/12/13

(No.2101): MICROBRUTE購買奇譚


楽器屋KEY池袋店の2Fにある一コーナーは
ボタンつまみノブ類フェチの楽園である。
アナログモデリングはもとより本物の
アナログシンセ、ドラムマシンなど
所狭しと並べられており試奏も好きなだけできる。
ちなみに同じフロアの奥にはデジタルドラム群の
展示がありテンションはあがる。



池袋は筆者の普段の導線には含まれない土地
ではあるのだが、お仕事の都合でこの界隈へ
赴くことがある。
仕事終わりで、さうだ池袋のKEY楽器覗いてみやう
漏れ聞くところによればシンセなどたくさん展示
してゐるらしいのだ、ここから歩いてすぐでは
ないかこうしちゃおれぬこれは行かずばなるまい
と、訪なったことが全ての始まりだった。

Arturia MICROBRUTEをここで初めて触ったのだった。
その時の鮮烈な音象に一発で琴線をぶち切られた。
そして出音のそればかりではなく、
つまみの抵抗感とか、佇まいとかそも存在感とか、
そういう従属的ファクターも随分と是の流れを
作りだした。
この時は楽器屋をはしごしたくらいだ。
イシバシ楽器池袋店にも行った。
もう一度MICROBRUTEの出音を再確認するために。

己の見識に誤りはないか
一時の流行病であるかもしれぬ
まわりの評に左右されるのも一興とはいえ
終いまで己の全ての己の責任において
このツールがこのギアがわたくしの
わたくしとしての英知と法則と希望と繁栄を
司る唯一のマイトレーヤであるのかないのか
それは詰まるところdeweyの鍵穴に隙間なく
きつちりときつちりと埋まることができるのか
嗚呼神よ時の糧を放流するシュボダイの如く
最果ての藻屑としてこの大地に佇む身の道標を
須らく指し示し給えと唱えてからきっちり
三週間後今わたくしは平日17時以降5%OFF
タイムセールを凛として商う池袋KEYの
カウンターにて3万5千何某円を眼前の店員様に
お渡ししたところでございます。






Arturia MICROBRUTE 購った。
1行で済む話だ。









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