2013/12/23

(No.2105): 偶発的FIAT500S試乗


プロフィールを改めて載せるまでもなく
筆者四輪はFIAT Panda100HPであり
前回オイル交換はたしか6月頃であったので
しからずんばエンジンオイルを交換したい旨
ここ数週間そのダンドリを打つためのダンドリを
妄想していたのであった。

(日本語訳:オイル交換忘れてた)

思い立ち、
10月にオープンしたというフィアット屋を訪なう。
当然であるが、予約せずに、
そう予約等一切合切せずに、その日にそのまま
オイル交換とフィルタ交換をやってくれる
そういう粋なお店であると願い、
予約?そんな野暮なもんいりやせんぜ的な
そういう心意気を願いフィアット屋の駐車場へ乗り込む。

すぐに営業さんが飛び出てくる。
クルマからお降りしな間髪入れずに筆者は言った。
「わしはつまりこう言いたいんだよ。今すぐオイル交換を
オイルとフィルタを交換をしてはくれないかね」

「今から、でしょうか?ご予約は?」
「予約ぅ?そんな野暮ってぇもんすっかこの丸太ん棒、
死んだひいじいさんの遺言で予約ぁしねぇんだこちとら」
「は、はぁ、少々も待ちください」

(日本語訳:あのーすいません、今日、今から
エ、エンジオイルとフィルタ交換ってできますでしょうか
すいません、予約してないんですぅ)


しばらくして営業さんが
「申し訳ございません、本日はもう一杯で、
で、お客様の車種のフィルタも在庫がないもので」
「なんだとぁ、飛び込みの客は帰れってか」
「申し訳ございません、ご予約は承りますが」

(日本語訳:ですよねー、すいません、それじゃ予約しますぅ)


という流れるような展開の結果、来年早々に
オイルとフィルタ交換を滞りなく予約。
見積もりもまぁ良心的だった。
しばらく営業さんとクルマ談義をぶつ。
この営業さんはバイクにも乗られているとのことで話が弾む。
マニュアル車が欲しくてPanda100HPにしたことを告げると
500にもマニュアルがありますという。
POPだのとかいう車種でしたっけと聞くと
500Sという車種とのこと。
今から試乗しますかと思いもよらない発言に
「します!乗ります!」と一気に試乗モードに突入した
という塩梅式の展開。

試乗したのはFIAT500Sというマニュアル車(5MT)
以下、感想殴り書き。
・Panda100HPとほぼ同じシャーシっぽいので
乗った時の広さ感は100HPとあまり変わらない
・運転席からの視界も同様。シートのホールド感も
すごく似ている
・ライトスイッチがONとOFFしかない(常備灯モードなし)
・アイドリングストップ機能初めて体験したが、
ちょっと怖い。ちゃんと起動するのか(信用してない)
・↑バッテリーの残量等で自動制御するらしいが
・でもアイドリングストップ機能はOFFにできるのがいい
・TwinAir2気筒875CCターボ これは最高だった
・エンジン音と振動も最高。もっとうるさくてもいいくらい
・2気筒 同爆仕様らしいので、バタバタ感が素敵
・トルクもちゃんとある。十分すぎるくらい
・セカンドでのひっぱりが楽しい、サウンドも見事
・荷物室とか細かいエクステリアを見るの忘れた
・ハンドルの太さが意外に100HPよりも太かった
・クラッチの遊びがあまりない
・燃費はだいたいリッター20Kmくらいとのこと
・ウインカー、ほんのちょっと動かしただけで
その方向にウインカが4回だけ動作するという
変なサポートシステムがついてて慌てた


あとで気付いたが興奮し過ぎて写真撮るのを
すっかりと忘れていた。


総評、かなり琴線を弾かれた。
この感覚は試乗しなければわからなかったが
これは相当好きな部類のクルマ。
容姿は当然チンクェチェントのそれだが
筆者の嗜好の最上位、自分が運転して楽しいこと
これに完全に合致した。
変なシステムが多いのも鬱陶しくて好き。
特にウインカ。
そして排気量もトルクも申し分ない。
875CCって。2気筒って。嬉しくなる。
あと、排気音サウンドと振動が素敵。
ライトスイッチがONOFFのみというのもいい。
ちなみに最近の日本車に慣れている人には
あまり向かないだろうと思う。
特にあのバタバタ感とか。

とはいえ、なんだ、一番の厄介(やっけぇ)なのはよ
高ぇこった。
高ぇよ。
二百万越えてぇなぁ低所得の身分じゃ
ちょいと手ぇはでねぇなぁ。








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