2013/12/17

(No.2103): dewey[デューイ] 忘年会兼レーベル会議議事録


2013年のdeweyの活動を総括するため我々は
新宿三丁目にあるとあるカフェを粛々と訪なった。

「やあやあごきげんよう」
「こんばんは調子はどうだい」

年も押し迫りつつある寒風の小夜、
この瀟洒なカフェェで相席のテーブルを囲み
電子雑音楽を操るdeweyという名のユニットに
所属する中年でうだつのあがらない男二人が
フィッシュアンドチップスや揚げ物数点、
ミネラルウォタとコヒーという
健全で健康的なる献立を組み上げ
今年の糧を祝い来年の豊富を語り合いながら
杯を酌み交わしたのだった。

「渋谷とかの小箱爆発しろ」
「販社D素人にたかりやがって」

建設的なる会話にも花が咲く。
話題は必然的に次回ライブのことに。
演出に関して両者は白熱した議論を打つ。

「ボコーダーの使い方がようやく」
「MICROBRUTEの稽古を」
「すわMCを」
「物販販売員を」

物販といえば我々のCD「オルドビスの遺産」が
ようやく正式に取り扱われることとなり
話題は必然的に販路のことに。

「ディスクユニオン様」
「ディスクユニオン様」
「3ヵ月後全品返品ですかね」
「3ヵ月後全品返品ですよね」

喧騒は静寂なり。
このカフェの中の喧騒は蝉時雨の如き
静寂の時間軸。
静寂なる余韻の調べに我々は崇高なる英志
と律するまま徒然に心の澱を発露した。

「deweyエフオピソロユニット説という」
「あり得ませんアー写サイト全てに男二名で」
「アー写tairaさん良いがエフオピ半笑い」
「新たな制服は」
「軍帽を」
「軍帽は」
「VJを渇望します」
「たれぞある」
「真面目に音楽を」
「やはり真面目ですか」
「だめですか真面目でなければ」
「いや不真面目でも」
「集客に」
「集客を」
「フライヤを」
「我々の世界観をdeweyの」
「上野区の宣伝部隊の」
「晃一郎と吉之助の」
「共通点はdewey本人ではないという視点」
「提唱会を」
「リアルの提唱会を」
「なんとなれば」

語り尽くししかし語り足らず。
そんなdeweyの男二人は意気揚々と退店。

「揚げ物と若者ばかりで吐き気がしてきました」

deweyの2014は既に始まっている。



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