2014/07/01

(No.2209): テクノの年代測定を給する


筆者の30年の音楽活動を翻れば
あまたのライブハウスはもとより
クラブに至るまで、数多くのライブを
やってきた。いや、今もしている。

ところで
前にもこの拙屑ブログにおいて記した
ことがあるのだが、ある時からこの
ライブハウスにいる人々の中で筆者が
一番年配になる可能性が高くなったのだ。

何故なら筆者の年代でガチで音楽を
やっている者が極端に減ったからだ。
つまり、この年代といえば会社では
十分に管理職になっており仕事が
忙しくて音楽どころではなくなった、
家庭では子供の養育、進学などで
音楽どころではなくなったなどなど、
音楽をやめてしまった事象は
あげれば枚挙に暇がない。

ましてや、筆者の年代でテクノを
やってる輩など、皆無に等しい。
(唯一、CYRKONのえびたさんのみ)
真っ当な大人は皆、テクノどころか
音楽自体から離れて行った。
実際、筆者が大学生の頃に一緒に
やっていた仲間で現在も音楽やってる
者など一人として存在しない。


数年前、某ライブハウスにて。
リハ後に出演者全員を集めて何か
訓示的なことを言う店長がいて、
「俺は今四十何歳だけど、この中で
一番歳取ってるよなー、お前ら若いうちに
いろいろ苦労しとけよーあっはっは」
と言われた事があったが、
ドヤ顔の店長を見ながら
あたしゃぁあんたより5歳も年上だけど。
と思った。
それくらい年寄りはいない現場なのだ。

勘違いされては困るのだが
だからといって筆者は年下の方々の中に
いることが嫌いなのではない。
むしろ刺激を受ける事が多い。
大抵は面白い。
たまにマナーの守れない輩もいるが
それは稀。
大抵は皆しっかりとした方が多い。

しかしとはいえ年代的共通性があれば
それは当然嬉しい。
自分とほぼ同年代、或いは年上の方々が
いる現場。
それは緊張もするが、逆に安心感を持てる。
帰る港があるような安心感。

最近特にそれを感じている場所がある。
渋谷ラストワルツさん
(Last Waltz by shiosai)にはそれがある。
マルタ店長さんはじめPAの方も年代的
には筆者とほぼ同年代であろうと察する。
しかもこちらに出演される方々の年代も近い
ことが多い。
(お若い方も当然いらっしゃるよー)

わたしがやってきたことが
間違っていなかったと
気付かせてくれる。



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