2010/10/24

(No.1240): クイダビと土曜ワイドと


近場ツーリングも楽しい。
午後からは60%降雨確率の曇天でも
はりきって飛び出す心意気が粋だ。

バルルンと排気音を奏でて、革ジャン着て、
今季初めての革グローブなんかも
おろしたりして、レインスーツは持たずに
曇天の下飛び出そう。


道の駅だ。
目的場所を指し示す。

所謂一般道におけるSA、PAに相当する
施設である。
SA、PAは高速道路という都市間を結ぶ脈道ゆえ
意外と広範囲且つ洗練された構成が多い
のに対し、
道の駅というのは、より地域密着型の体を
醸し出しており、ご当地農作物や工芸品の
見本市的な場でもある。

筆者は、SA、PAも、道の駅も
どちらも大層好きだ。
それぞれの特色があり、旅人の心を満たしてくれる。

だから目的場所をSAやPAや道の駅にして
ツーリングするというのも悪くない。
だいたい今では宿泊できるSAも
いくつか存在しているくらいだ。


さて、そういう施設においては筆者は
二輪駐車場の佇まいが好きだ。

特に、
高速道路では250CC以上のバイクしか入れないから
中型~大型バイクばかりである。
クルマの場合、高速道路を走っているからといって
それがツーリングである確率は
芹沢教授に10000点賭けて勝つよりも低いだろう。
しかし、オートバイは違う。
法事で故郷までオートバイのソロ走行というのも
もちろんあるだろうが、
その確率は永六輔が実は女だったという
ニュースが明日の日刊スポーツに載ることよりも
低いだろう。

つまり、オートバイ乗りは、ただ走りたいだけなのだ。
同じムジナ同士の、連帯感があるようなないような
あっては逆に迷惑なんだよという思いと
おおあのバイクって初めて実車みたよとか
そういう複雑さが
法事でこれから実家に帰ります的な半ば強制的移動手段
としてしか機能していないモノとの差である。
つまり、そういうことだ。



帰路。
思ったより激しい雨に打たれる。
革ジャンもびしょ濡れ、
ズボンもびしょ濡れ、
パンツまでびしょ濡れ。

それが、寒いの寒くないのって。
歯がカタカタと鳴っている。

絶好調だった。









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