2013/01/20

(No.1897): 素敵民家その後


2010年から2011年あたりの拙屑ブログには
なんというかグルーヴがあった。
それにひきかえ昨今のこの体たらくときたら
一体おまえさまのその魂胆はなんだろうね
この回を入れてあと3回で1900回に
なろうてぇそんな電網辺境屑ブログでありんすが
やる気スイッチ探す旅に行っちゃあどうかね
おい、どうかね、おい、どうかねとゆっている、
おい、おまいさん、どうかねとゆっている、
と、こんなグルーヴでは如何でしょか。

万事うまくゆきますって。


過日拙ブログでも記したことのある
某街道に存するある民家のこと。
おそらく昭和三十年代からほぼ建て替え
していないと思われる様子の
職人さん風の古い民家のこと。

この民家が筆者は大好きなのだ。
この道を四輪や二輪で走るとき、
必ず民家の「内容」を目に焼き付けている。
なんたって、「粋」な民家なのだ。
正面は左右に開く格子ガラス戸で、いわゆる
玄関的なものはなく、玄関と居間の間には
一段あがった「あがりまち」のような段差
というか階段風なものがあり
これがまたいなせで粋な江戸の民家なのだ。
その奥には障子戸があり、畳の部屋には
火鉢があり、そこにキセルをくゆらせる
おかみさん、ちょいと姉さん失礼いたしやす
的な佇まいを彷彿とさせる黒い桐たんす風が
見える。
先日、正面の「あがりまち」にお婆さんが
ご近所と思われる方と話していたのを目撃した。
なるほど、お爺さんが暮らしている
ことは知っていたので、
おそらくこのご夫婦で暮らしているのだろう。

筆者的なシチュエーションはこうだ。
お爺さんは今は隠居の身なれど昔は
大工の棟梁、でけぇ仕事もなんなくこなす
若けぇもんにも慕われる
皆に一目置かれる棟梁だった。
きっぷがいい。粋な職人だ。
その奥方もこれは勝ち気でしっかりもの
弟子も大勢いるから、おかみさん、
おかみさんと慕われる存在だ。
現役を退いた今でも若けぇもんが
ひっきりなしにやってくらぁ。
そんな物語を考えてしまうような
素敵で粋な民家だ。

続く。




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