2013/01/21

(No.1898): 雪上にて駆れぬ


駆れぬ。
我が六級改号[ducati m696]之介左衛門を
駆れぬ。

寒いからなどという不埒な理由ではない。
過日の大雪により、しかしここ数日においては
かなり残雪も減ってきた由。
と思っていたのもつかの間、また降雪という。
だから駆れぬ。

雨だろうが槍だろうがむしろ最高ォーッ
と絶叫駆走していた筆者だが一番の弱点は
寒さでも暑さでもない、雪だ。
(註)槍の降る下は駆れない。しぬる。
雪上の二輪はスケートリンクと等価である。
駆れぬ。

そんなわけだから
我が六級改号[ducati m696]之介左衛門を
寝かしつけて既に12日にならんとす。
その間、一発のセルも回しておらぬ。
怖いのは、久方ぶりの発動ボタン押下後、
クン・・と一瞬鳴いたきり、後は
うんともすんとも言わなんだ時だ。
すなわち、バッテリーあがりというあの
粗忽な状況のことだ。
筆者はバッテリーあがりという事態においては
四輪で二度経験しているが二輪ではまだない。

昔のバッテリーは出力電圧の下がり方が
緩やかだったからセルの回り方で、
おやそろそろ電解液を足した方がよいだろうか
充電したほうがいいだろうか
といったジャッジが可能だったのに対し、
現代のメンテナンスフリーバッテリーは
そういうメンテが不要な代わりに、
バッテリーあがり直前まで電圧は
ビンビンに立ち上がっているから
ホームセンターの駐車場に停めて、
さぁ帰ろうとしてエンジンかけたら、あんた
うんともすんとも言わないんだよ
アレ?なに?ヒューズとんだ?なに?
さっきまで普通だったのに?
なんともなかったのに?なに急に、
なにこれ?馬鹿なの?わたし馬鹿なの

という状況に陥るのだ。


予防策としては、
交換時期になったら、元気でも新品に交換する。
これは確実だ。
標準では約3年といわれている。

或いは
毎日エンジンかけてぶん回す。
とはいっても交換時期がそんなに伸びない
はずなので結局は新品に交換することになる。


あんたさー言うのは簡単だけど
バッテリー交換けっこう高いんだよねー
なんて抜かしてないでちゃんと交換しろこの
インタラライブ浮かれ緊張野郎がッと
激昂した祖父に頬を二度三度と叩かれたことが
まるで昨日のことのように思い出される。

はう。





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