2008/06/13

(No.484): 最初の洋楽


筆者が初めて買った洋楽のシングルレコードは
The EaglesのHotel Californiaである。
中学生の時分。
おそらく深夜放送(オールナイトニッポン)か
何かでかかっていたのを聴いて
欲しくなったのだろうと思う。

歌詞は英語である。
通信簿英語2の中学生では英単語もろくに読めない。
当時、歌詞の意味もわからず
今で言うヒアリング式でカタカナを歌詞カードに埋めていき
ドン・ヘンリーの歌を真似て歌い続けた。

この曲で英語の発音を覚えた。
既に32年も前の曲だが、未だに好きな1曲である。
歌詞をみなくてもソラで歌える。

多くの日本人にとって英語の歌詞とは
メッセージ性ではなく、音として或いは記号として
捕らえている場合が多い。
今でも他言語による歌の場合、それはメッセージではなく
楽器、記号、音、といった要素で感じている。

大人になってから歌詞の意味を知る。
このホテル・カリフォルニアの歌詞の意味は
いろいろな解釈ができる。
特に印象に深いのは、以下の部分である。

(原文)
So I called up the Captain
'Please bring me my wine' He said,
'We haven't had that spirit here since 1969'

(和訳)
私はキャプテン(ホテルの支配人)に告げた。
「僕のワインを持ってきて下さい」
彼は言った
「そのようなスピリットは1969年以降ありません」


ベトナム戦争が泥沼状態となったアメリカ。
繰り広げられた反戦運動。この年を境にさらに
混沌さは増し、数年後にはアメリカはベトナムから完全撤退する。

圧倒的なツインギターの重圧なハーモニーと
タイトなドラム。
まさにアメリカ70年代の代表的な曲のひとつといえよう。


1976年


1994年(埋め込みURLがなかったのでそのままページを)
http://jp.youtube.com/watch?v=IBJTNx5qrVU&feature=related

おまけ

0 件のコメント:

コメントを投稿