2008/06/25

(No.496): ドラムを習う2


さて、ドラムスクールである。
週1回、HTMLメール形式にて送られてくるもので
全24回、6ヶ月間の期間ということである。
開始が5月初旬だったようなので
バックナンバーとして以前分として計7回分の
テキストというか教材を受信した。

このスクールは、手数の多い派手なドラムを習得するとか
パワフルでカッコイイドラマーになるためとか
そういうスクールではなく、
正しく基本のみを習得するというものであり、
謙虚さを以って言うなれば、ドラマーとしてのスタート地点へ
降り立つためのものである。


先ずはレッスン001から003までを
順次進めてみる。
正直言って、感動した。
レッスン002までは、スティックすら持たせてくれない。
用意するものは鏡(姿見)と椅子。

「脱力」ということの意味を解き明かしてくれた。
これまで我々が感じていた様々な誤解や勘違いなどを
非常に論理的に分かりやすく解説している。
文字だけではなく、写真はもとより、動画を駆使して十分に
理解できるような作りとなっている。

筆者はとんでもなく我流だったことが判明した。
体の姿勢、椅子に座るということ、
これら基本中の基本について、
目から鱗がぽろぽろと落ちるのが分かる。

ただ基本だからこうするのだ
という一方的な解説ではなく、
全てに理由があり意味が存在するということを知る。
~だから、基本が重要である。
という論法へと導かれる。

筋道がしっかりとしているため、
なぜこんなことがドラムの基本なのか
という疑問は出てこない。
また、音楽にありがちな「感性」だとか「感覚」という
曖昧なものが殆どない。
全てに意味があり、理由がある。

こうしたある意味ガンジガラメ的土壌があってこそ、
はじめて「感性」や「感覚」という音楽的な要素が
生きてくるのだということを学ぶ。
何事も「基礎力」を習得するということは辛いものである。

ただ、一番難しいのは
いくら意味や理由がわかったからといって
それで、見事なドラムプレイができるわけではなく
そのためには「訓練」を積まなければならない。
当たり前の話であるが、これが一番重要である。


訓練、訓練

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