2008/06/17

(No.488): 鼠の見張り


先週から朝の井の頭通り吉祥寺、西荻窪間で
速度取締りを実施している。
先週から今日まで都合3回も遭遇した。

いつも同じ場所に有人のレーダーを設置し
100mほど先に取り締まる場所をパイロンを並べて配置している。

ここは、片側2車線で信号が多いのだが青になっていることが多く
四輪も二輪も比較的速度を上げる傾向にある。
法定速度は時速40kmであるが、皆大抵時速60kmほどで
走っているという塩梅である。

このあたりは信号を越えた先なので
普通は筆者も加速している場合が多く、
時速70kmくらいはすぐに出てしまう道である。

初回遭遇時、筆者の前を大型トラックが走っており
偶然にも40km程度でレーダーを通過したため
お咎めはなかった。
通過した瞬間、はうッネズミ捕りッと緊張が走ったが
メーターを見ると40km越えたあたりであった。

2回目は、まさか今朝もやってないだろうな
と、慎重に駒を進めていると、案の定同じ場所で
張っているのを100mほど手前で確認した。
従って、これみよがしの法定速度で走り去ってみた。
もちろん何も言われない。


そして今日。
まさか、今朝はやっていないだろうと確認しつつ走行していると
なんとまたまた同じ場所で張っているではないか。
しかも、その手前の赤信号で停車した際、筆者が先頭になってしまった。
こうなったら法定速度+αでちんたらとレーダーを目指す。

丁度、レーダーの手前あたりで、
筆者の真後ろを走っていた銀のトヨタ車(車名不明)が
筆者がオートバイのくせに余りにも遅かったのがムカツイタのか
突然、筆者を左側から抜き去り、豪快にもレーダーの前を
猛スピードで走りぬけた。

100m先の取調べエリアから警官数人が飛び出てきて
銀のトヨタ車(車名不明)はあっという間に御用となる。
急停車させられた銀のトヨタ車(車名不明)の後ろで
筆者も停まる。

2車線の左側車線が取り調べエリアになっているため
銀のトヨタ車(車名不明)がその中へ誘導されるまで
我々も停まっていなければならないのだ。

パイロンをどけながら警官がこっちに来てください~と
叫んでいたのだが、
一旦停止した銀のトヨタ車(車名不明)は、
あろうことか突如急発進して、検問から逃げ去った。

見たところ警官たちは慌てている風情でもなく
警官の一人が無線でなにやら連絡をしているのを横目で見ながら
前が開いたため、筆者はそのまま粛々と走行し始めた。

ものの1分もしないうちに、後方からけたたましいサイレンとともに
赤色灯を回しながら白バイが1台、猛スピードでこちらに
走ってくるのがバックミラー越しに見えた。
筆者はおもむろに、左側へ寄り道を空けてあげる。

時速100km以上は出ていたのではないかと思われるほど
驚愕のスピードで走り去る白バイ。
くだんの銀のトヨタ車(車名不明)は
もう随分と先に行ってしまったように思えたが
しばらく走っていると2kmほど先が渋滞しており
銀のトヨタ車(車名不明)が丁度白バイに
捕まっているところを発見した。

その横を通過するときに、白バイ隊員が
何で逃げるんだゴラァッと言っているような風情であった。
運転手もチラっと見たが、案の定、
冴えない小太りのサラリーマン風であった。

警官の公務としての制止を振り切って逃げた場合、
公務執行妨害で逮捕されるのだろうか。
道路交通法以外の罪に問われるのであろうか。
全力で問われて欲しい。

朝、客先に急いでいたので申し訳ありません
なんて言ったって法治国家は許さないだろう。
そのまま逮捕となれば仕事どころではなくなる。

嗚呼全力で問われて欲しい。

0 件のコメント:

コメントを投稿