2009/02/02

(No.690): シュールレアリスム四百之介左衛門


浅間山噴火との由で東京にも火山灰が降る。
いや降ったとのことだが、夜のニュースで知った塩梅。

わからないくらいのものだったが
今思い返すと朝スーダラモンスター四百之介左衛門
の際の街がなんかやけに埃っぽいなという印象は
その所為だったのだろうと夜のニュースで思った塩梅。

そんな塩梅式なものだから、
スーダラモンスター四百之介左衛門の存分な俊足に
ほんとうにただただ感謝するのみである。
いや、本当にものすごい調子がよくなった。

特に、エンジンの吹け上がり方が尋常ではない。
そんな大げさなと思いたくなるほどに違う。
即ち、以前は赤信号停車しつつ刹那青信号変化時に
停止寸前ギア2速で1速に落とさずでの加速においては
モア~~という、失速だったにもかかわらず
今のこのスーダラモンスター四百之介左衛門ときたら
同様のシチュエーションにおいて
トルクは必要にして充分、絶大なる加速で切り抜けてくれる。

それを本日体験し、
えッ、マジ?すげぇッえおぉおぉ!と慟哭しながら
声に出して叫ぶ。
50がらみおっさん通行人が振り返る。
見せもんぢゃねぇぜおっさん
と言いながら敦夫は蕎麦をたぐった。
ここの味も落ちやがったなぁ、蕎麦はもとよりつゆがなっちゃねぇ。
と、知った口を利きながらホウズキを一つ
懐から取り出すと、茂吉の耳の穴へ放り込んだ。
それを見ていたおとよは
「こうしちゃいらんないよ、あたしゃ行くよ」といって
番台から颯爽と飛び降りたかと思うと、
ガラスが割れんばかりの勢いで表に躍り出ていった。
後には仄かな石鹸の香りが残っていた。








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