2009/07/16

(No.830): 猛暑の故


いや、言わないでもわかっている。
すなわち、君も僕もあなたも私も
二輪の跨り時の金○袋の位置が
重要だということを。

この暑さである。
しかも、股座には100度をゆうに越える
むき出しのエンジン塊があるのだ。
熱風を浴び、余計に伸びるというもの。
その伸びたやつが、太ももに張り付く。
一部が変な具合に突っ張る。

カワに限らずタマの位置も大変重要である。
特に、スーダラモンスター四百之介左衛門号
ともなれば、激しいエンジンブレーキにより
甘いニーグリップでは股座に直撃するわけだ。
これはまずい。
しっかりと両足で締め付けていても
力尽きるわけで、そんな時に限って
変な位置に座しているものである。

従って、乗車する際は、己のそれをたくし上げ
全パーツを上向きにしてシートに着座する。
そうすると、大変に塩梅が良い。
しかし、人前ではそうそう
己のそれをたくし上げる行為ができないので
ガソリンスタンドや、または通行人の目がある場合に
乗車する場合は、手を使わずになんとか
全パーツを上へ向ける努力を約1.8秒ほどで行う。

しかし殆どの場合、失敗する。
すなわち、カワをずいぶんと挟み込んでしまう。
すなわち、タマ(片方)が圧迫される場所に
配置されてしまう。
すなわち、竿までもが渾然一体となって
ねじ込まれてしまう。

こうなった場合のリカバリーは
もう手で直すしかあるまい。
本来なら、左側に止めて人目も憚らずじっくりと
行いたいところだが、そうもいかない。

実際はというと、
跨ったまま、ズボンを引っ張って
その牽引力を用いて体制を立て直すのである。
しかし、
これはあらぬ方角へ押しやってしまうこともあり
非常に高度なテクニックである。

実はこれは、停車時よりも走行時の方がやりやすい。
停車時は足で地面を踏んでいるので自由が少ないのだ。
走っている時は波状路走行の如くシートから立ち気味に
できるので、こっちのもんだ。


いや、言わないでもわかっている。
すなわち、君も僕もあなたも私も。









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