2009/07/27

(No.837): returned from FRF09 vol-1


1年ぶりに歩いた、
あの独特の匂いと臭いのするあの丘は、
1年ぶりとは思えないほど日常的で、
毎日のデスクワークや
毎週2回の神経が磨り減ってしまう会議と
この臭いの丘で響く轟音と、
どっちが私にとって日常だったのか
真剣に考えさせられてしまうほど
強烈で新鮮で無邪気なこの数日間も
あっという間の出来事で
それはたぶん泡の如き、
小さな結晶が
ぽろぽろと零れ落ちるように
全てが虚構であり現実である。


フジロック帰還。









今年は、本来の音楽が際立って素晴らしかった年。
筆者が選んだベストアクト。


最終日のヘブンを飾った
the disco biscuits
もはや電子音楽と生演奏の垣根などないことがわかった。
なんというグルーヴだろう。
3時間叩きっぱなしのドラマーはもはや機械だ。
微塵の隙もない。


同じく最終日ホワイト
高橋幸宏さん。
なんとシークレットゲストにコーネリアス登場。
会場大盛り上がり。

ユキヒロさんの生ドラミングを目の前で拝ませて頂いた。
テクノではなく、大人しいスタンダードな音楽であった。
帽子と蝶ネクタイと背広でドラム。
やっぱりダンディだなぁ。


土曜日のホワイト。
筋肉少女帯。
高木ブー伝説はもとより、
ナゴム時代の「とろろの脳髄」をやったのは驚愕した。
20年ぶりくらいに聴いた。
ドリフターも是非お願いしたいところだった。
大槻ケンヂさんのMCも最高だった。


金曜日のグリーン。
oasis
oasisの曲は全体的にBPM90とか100とかゆるい感じだが
もはやUKロックの王道的ライブで安定感は抜群である。
個人的にはお兄さんの方の声が好き。
あの伸びやかな高音の声がいい。どこまでも伸びる。
アコギとの組み合わせも素敵。


で、別格の評価として
土曜日のグリーン。
忌野清志郎スペシャルメッセージオーケストラ

涙がぽろぽろと流れた。


あのライブ演出や豪華な出演者などに
色眼鏡で意見をしている人もいるようだが
そんなことは問題ではない。

冷静に見れば本人の本意ではなく作られたショーのような
気もするが、そうとわかっていても
涙がぽろぽろと流れた。












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