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1年ぶりに歩いた、
あの独特の匂いと臭いのするあの丘は、
1年ぶりとは思えないほど日常的で、
毎日のデスクワークや
毎週2回の神経が磨り減ってしまう会議と
この臭いの丘で響く轟音と、
どっちが私にとって日常だったのか
真剣に考えさせられてしまうほど
強烈で新鮮で無邪気なこの数日間も
あっという間の出来事で
それはたぶん泡の如き、
小さな結晶が
ぽろぽろと零れ落ちるように
全てが虚構であり現実である。
フジロック帰還。
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今年は、本来の音楽が際立って素晴らしかった年。
筆者が選んだベストアクト。
最終日のヘブンを飾った
the disco biscuits
もはや電子音楽と生演奏の垣根などないことがわかった。
なんというグルーヴだろう。
3時間叩きっぱなしのドラマーはもはや機械だ。
微塵の隙もない。
同じく最終日ホワイト
高橋幸宏さん。
なんとシークレットゲストにコーネリアス登場。
会場大盛り上がり。
で
ユキヒロさんの生ドラミングを目の前で拝ませて頂いた。
テクノではなく、大人しいスタンダードな音楽であった。
帽子と蝶ネクタイと背広でドラム。
やっぱりダンディだなぁ。
土曜日のホワイト。
筋肉少女帯。
高木ブー伝説はもとより、
ナゴム時代の「とろろの脳髄」をやったのは驚愕した。
20年ぶりくらいに聴いた。
ドリフターも是非お願いしたいところだった。
大槻ケンヂさんのMCも最高だった。
金曜日のグリーン。
oasis
oasisの曲は全体的にBPM90とか100とかゆるい感じだが
もはやUKロックの王道的ライブで安定感は抜群である。
個人的にはお兄さんの方の声が好き。
あの伸びやかな高音の声がいい。どこまでも伸びる。
アコギとの組み合わせも素敵。
で、別格の評価として
土曜日のグリーン。
忌野清志郎スペシャルメッセージオーケストラ
涙がぽろぽろと流れた。
あのライブ演出や豪華な出演者などに
色眼鏡で意見をしている人もいるようだが
そんなことは問題ではない。
冷静に見れば本人の本意ではなく作られたショーのような
気もするが、そうとわかっていても
涙がぽろぽろと流れた。
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