2011/01/18

(No.1308): 前傾姿勢


筆者も同様にスポーツに関しては
見るのもやるのもあまり興味はない。
勝ち負けというものが肌に合わない
ということもあるが、強いてあげるなら、
人の汗より、機械の油の方に惹かれる
からだろうか。

ところで、
オートバイに乗ることは
小さなスポーツなんではないか、
という新しい切り口もある。
確かに、モータースポーツという
言葉もある通り、競技という分野では
存在する。
そして、何より、オートバイに乗る
ということは通常の生活の中にはない
身体的機能を使うのである。
それは自転車のようにスポーツの
1ジャンルとして明確なものではなく、
非常にマニアックなポイントに集約される。

即ち、両足に力を入れてタンクを挟む
ニーグリップがその一つだろう。
これは力を入れて挟んでいるライダーは
あまりいないかも知れないが、
筆者は、かなり気を使っている。
それはなるべく下半身に重心が来るように、
下半身で乗るようにしているからだ。

だから、上半身はスカスカ。
しかし、六級改号DUCATI696は言わずと知れた
キツイ前傾姿勢なので、その上半身を
支えているのは腹筋であり背筋である。
両腕に体重をかければ、カラダは楽になるのだが
重心が前にいってしまって、
正しいライディングができなくなるのだ。

この、後ろ重心前傾姿勢を保つためには
ニーグリップをガッチリ決めて
腹筋と背筋で上半身を支えることだ。
両腕はもうハンドルに添えるだけ。
これが理想だ。

そして、何よりこのフォームは大変疲れる。
30分も走れば、苦痛になる。
嗚呼楽しい。









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