2011/01/23

(No.1313): 音楽禅集


昨年7月のdeweyライブの音源がiPhoneに
入っていたので久々に聴く。

3ピースのmusic plansが
かなり新鮮である。
ピアノ+ベース+ドラム+唄という構成。
言うまでもなく、筆者のドラムが
ガッタンゴットンとした
ドンツキなリズムなのだが、それに
keiさんの弾く1981年ウインターライブの
細野さんベースのコピーとでも言うような
うごめくベースが絡まり、
その上に平さんの乾いているが杳冥で
妖しいピアノが乗る。
そして、ムニュとしたボーカルを
ドラムを叩きながら擬似英語で筆者が
歌っている。
細い線の上を綱渡っている感じの雰囲気。
落ちそうで落ちないという。

またこういう素のアバンギャルドをやりたい。

同じ構成でオリジナル曲「KADEM」もある。
この二曲は、deweyカラーのseason1である。




mouse on marsの「Live04」を聴いている。
筆者のここ近年の到達点はこの音像である。
筆者の嗜好に120%合致している。

生楽器と電子楽器(制御含む)との
コラボレーションは、それこそ
1970年代のクラフトワークやYMOに始まり
世界中の数多アーティストがやり遂げているが
そのほとんど全ては
「生楽器」「電子楽器」の区別のもとに融合が
なされている。

しかし、mouse on marsの「Live04」のように
彼らのライブにおける各楽器の役割というものは
その区別がない。
生ドラムであろうとフィルターであろうと
サンプラーであろうとシンセサイザーであろうと
ベースギターであろうと発振器であろうと
鐘だろうとリングモジュレーターであろうと
全ては同じ軸上の存在なのである。
彼らの作り出す、紡ぎ出す音像が
それを物語っている。

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