2013/06/05

(No.1993): 気付くと真後ろに125cc


赤信号で停車中、気付くと真後ろに125ccの
原付2種スクーターのヘッドライト。
もう本当に真後ろ。
少しは車間を開けろと思った。

ここは片側二車線の道路。
とはいえ朝のこの時間は左側にトラックやら
乗用車が路駐していることが多く、まして、
自転車も左側をびゅんびゅんと走る道。
だからいつにもまして慎重さが必要で
周囲の交通状況を常に把握しながら
全体の流れに乗りつつ、しかし
必要なタイミングではメリハリのある
運転をする。
そういうのが粋なライダーというものだ。

ところが、うしろの原付2種スクーターときたら
青信号になるやいなや筆者を追い抜かそうとして
ギャーギャーあおりだした。
筆者がブレーキかけようもんなら衝突する
のではないかくらいの至近距離であおってくる。
左側は路駐などで抜かせず、
反対車線はクルマびゅんびゅん状態なので
この本線を走る以外に道は残されていないのだ。
しかし、その原付2種スクーターは
それが我慢できないのか、俺様を先に通せこの
クソドカだかなんだか知らねぇイタ飯野郎がッ
というオーラビンビン放ちながら盛んにやってる。

左側車線が空いたので原付2種スクーターが
ウインカーも当然点けないで左車線へ車線変更
するほんの僅か前に筆者が左ウインカー出して
先に車線変更した。
そうしたら、
また俺様の前にクソドカティが入りやがった的に
烈火の如く怒り狂ったようで
てめぇ喧嘩売ってんのかゴラ的な
先ほどよりも数倍暴力的なアオリイカ的な
あおり走行を筆者のためにしてくれたものだから
この人は可哀想な人なんだと思い、
筆者は右車線へのき、左を空けてあげた。
そうしたら、へっへっ俺様の勝ちだぜざまーみろ的な
オーラを振り撒きながらビュギャーと横を走って行った。
ライダーは長袖シャツ(バイク用ではない)を着用した
サラリーマン風な三十代くらいの男性だった。

次の赤信号で原付2種スクーターは
筆者の前になった。
ちょっと意地悪したくなったので
さっきと逆にきゃつの真後ろにスタンバってやった。
別にエンジンを吹かしたわけでもないが
湿式クラッチとはいえデスモドロミックの
独特のエキゾーストノートが彼を緊張させたのだろうか
青信号になるかならぬかというタイミングで
逃げるように走り去っていった。
ものすごい速さだった。
その時の走行ライン、 四輪の間をスラローム、
黄色センターライン無視で右側通行、
右折車線から曲がらずの直進すり抜け。

あっという間に見えなくなった。






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