2009/08/04

(No.844): 重力を揺らす


若田さんは4ヵ月半も宇宙に
滞在していたらしいが
人間が宇宙で暮らすという諸々の
現象を見聞きする限り
人間とはつくづく地球生まれなのだと感じる。

我々は重力のある環境で生まれ育ったので
重力が無い、若しくは著しく小さいといった
環境ではとても生活し辛い。

しかし、よく考えてみると
惑星はもとより宇宙の星星は皆
互いの引き合う力などで成り立っている。
重力場が複雑に交わる銀河の中心でさえ例外ではない。

ただ、それは星星との関係や
そも星自体の自転の遠心力により
発生しているものに過ぎず
宇宙全体という観点では存在しない。

それだから、常に重力の影響下で暮らしている
我々にとって当たり前だと思っている様々な事象は
実は非常にマイノリティなのかもしれない。

例えば、リンゴを手から落としてみると
リンゴは地面に落下する。
至極当たり前のことだが、実は宇宙全体から見れば、
非常に稀な現象なのではないだろうか。


そんな謙虚さすら感じてしまう。
重力の不思議。



あなたが見ている、その夜空の星は
本当に今そこに存在しているというのだろうか。

はたして








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