2009/08/28

(No.867): 隣の無線LAN


某ニュースの記事。
例えば隣家に何のセキュリティも施されていない
無線LANがあり、そのアクセスポイントに
無断で接続し、インターネットなどを行うことは、
違法ではないのだという。

不正アクセス禁止法では、セキュアな仕組みを
なんらかの方法でハッキングして侵入する行為を
禁止しているのであり、
もともとセキュリティ制御を施していない場合は
これにあたらないのだという。

つまり、
セキュリティが施されていない=誰でもOKカモン状態
だと解釈されるとの由。

しかもである。
人様の無線の電波を使っているということは
電波を盗んでいるという行為になるのではないか
という疑問に対して、これも窃盗にはあたらない
というのである。

法律では、「電波」は窃盗の対象物ではないらしい。
ただし、「電気」は窃盗の対象となるのだという。
厳密にはその無線LANアクセスポイント装置は
電気を動力源としており、その電気を使っている
という考えもないわけではないだろうが
まぁ、どっちにしろ現時点の解釈では
もっぱら違法ではないということらしい。

ましてや、通常、自分の無線LANアクセスポイントに
他の人が入ってきて使っているという状況は
おそらくわからないだろう。
アクセスポイントやルーターの管理画面等で、
リアルタイムの接続状況を
MACアドレスやIPアドレスで知ることはできるが
仕事でもない限り常時そんなことをやっている人はいない。


であるからして
中には、自分の家の無線LANを使っていると信じ込んでいて
実はお隣さんのアクセスポイントを使っていた
なんていうこともあり得るだろう。
もちろん、それをお互いが知らないでいる。


まぁ何にしろ、暗号化はもちろんのこと、
特定端末だけの接続設定など
セキュリティは施しておいた方がいい
というお話で、幕。








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