2010/01/01

(No.991): Buon Anno!


謹賀新年。
2010年もかわらずのお引き立ての程
宜しくお願い申し上げます。
stereogimmik
dewey





正月といえば初詣という行事がつきもの。
日本人であれば、近くのあるいは出先での
神社などで、今年一年の祈願をする。
なんとなく、清清しい気になる。

日本は八百万の神がいる国である。
その神様達は数多存在する神社にて祀られている。
あなたが初詣した神社の御祭神は
何の神様だったろうか。

神社の神様というのは大きく分けて以下の
カテゴリに分かれる。
・神話天皇家関係(アマテラスなど)
・神話天皇家以外(スサノウなど)
・現行天皇家関係(明治天皇など)
・歴史上の人物を神格化したもの(菅原道真など)
・自然神(山とか)
この他に戦没者を神格化したものもある。


たまたま訪れた神社の神様をみて少し驚いた。
アマテラス、スサノウ、ツクヨミの三貴子
(みはしらのうずのみこ)をまとめて
祀っていたからだ。

なぜならアマテラスとスサノウとは
兄弟でありながら敵対しているという構図である。
即ち、先に出雲を統治していたスサノウ勢力に対し
国を譲れと迫ったアマテラス一派という図。
神話ではスサノウが国を譲ったとされているが
明らかにアマテラスは侵略者としてみてとれる。
すなわち、それがもとで両者は
天津神と国津神というカテゴリがなされ
現代に至るまでその確執は根深いとされる。

従って、三貴子をまとめて祀るという構図は
筆者にとってどうも合点が行かないのだ。

ところが、簡単にググってみても
どうやら、天津神と国津神を両方祀っているという
神社は、意外と多いことがわかった。

所謂、「神宮」(一部例外あり)という
名称を持つ階位に位置する日本を代表するような
社においては、その確執は未だ健在のようだが、
庶民の、いわゆる地元に根付いた地神、
「神さま」というカテゴリには
天津神と国津神との確執など
屁ほどのこともないということなのだろう。













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