2010/09/29

(No.1220): 開け心とNと


旧友Nに会う。
拙ブログではよく登場する人物だが
今一度解説する。
旧友Nとは小学時代からの友人であり
不思議なことに筆者のエポック的な事象に
なぜか絡んでいることが多い男だ。
もう37、8年の付き合いになるだろうか。

朝は時間帯が同じなので地元駅にて
よく会うが、夜は時間がまちまちなので
なかなか会わない。
今日は珍しく、夜の電車内で遭遇した。

たまたま筆者がiPhoneでfoursquareを
やっていたので、旧友Nにfoursquareを
説明する。

「それやばいんじゃねぇの」
「なんで」
「だって自分の家が他人にわかっちゃうじゃねぇか」
「自宅ではやらないよ。てか、自宅をvenue登録しないよ」





思い返せば、初めて乗ったオートバイも
旧友Nがらみだった。
たしか17歳くらいだったか。
旧友Nと共通の友達のYAMAHA SR400の後ろに
乗せられてバンクしろよバンクッと罵られた。
当時はヘルメットもかぶってなかった。
その25年後に二輪の免許を、その後大型二輪まで取り
ドカティなんぞに乗るとは。

大学に入った年に、久しぶりに訪ねてきた旧友Nが
お前さんひょっとして
アマチュア無線なんぞやらかしてるのか?
と聞いてきた時は驚いた。
そうだが、と言うと、
いや、実は俺もやってるんだと言う。
その前年の筆者と同じ時期にアマチュア無線の免許を
取っていたことがわかり、なんと奇遇なと
二人で驚いたものだ。


そして、なんといっても筆者の人生における
ある種の特異点を創りだしたのも彼であった。
それは、忘れもしない大学1年だった1981年の7月、
カセットテープに録音された
「スネークマンショー・急いで口で吸え」を聴いた時だ。

このカセットテープを持ってきたのが旧友Nだった。
面白いテープがあるから聴きたまへと言って
筆者の家に彼が持ってきたのだった。
もちろん、スネークマンショーのギャグを聞け
と持ってきたのだったが
それも当然ハマったのは言うまでもないが
スネークマンショーにサンドイッチされた形で
挿入している音楽もまた心を突き動かされたのである。

急いで口で吸えには
今まで聴いたこともない音楽が満載だった。
特に、磁世紀 開け心を聴いたとき
脱皮した。

まさに開け心である。
こんなわけわからん音楽誰がやってんだ
と、レコード屋に行ってクレジットを見たら
イエローマジックオーケストラと書いてある。
それって、ライディーンとかのバンドだろ
なんでこんな曲を。なんで、なんで、、なんd

以下省略。


その瞬間から音楽活動が始まった。
旧友Nから聴かされなければ
違った人生になっていただろう。




「だって自分の家が他人にわかっちゃうじゃねぇか」
そんなことを思い出しながら受け流していた。

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