2014/01/17

(No.2120): MIDIに想う。


MIDIが未だに5ピンDINコネクタという
物理インターフェイスのみで、且つ
同時相互通信はできずにINとOUTは物理的に
別に実装されているという旧態依然とした
フォーマットであるのはなぜなのか
という疑問を持っている諸兄も多いだろう。

当世の技術力をもってすれば技術的課題は
ほぼないのではないかと思うのだが。
例えばUSBと同化しても良さそうだろう。
MIDIのクロックなど屁のような遅さであるし
扱う情報量とて32bitましてや64bitの配下と
あれば余裕のよっちゃんであろう。

MIDI制定が1983年頃だと思うが
30年も経ってるのに
なんで未だにDINコネクタなの、
なんでINもOUTも別々なの。

筆者が電子音楽やりはじめた頃はまだ
CVとGATEだった。今でもアナログシンセでは
この規格を引き継いでいるものもある。
MIDIが出た時は、こりゃすんごい便利だー
と思った。その理由は物理的な構造よりも
取り扱える情報量が圧倒的に増えたからだ。
だから内容は現在でも耐え得るのだろう。
しかし物理環境といったら30年前と毛ほども
変わっていないのだ。
繰り返すが未だにDINコネクタケーブル2本
必要なのだ。(送受信するには)

USBみたくなるとか、或いは有線でも
無線でもIEEEみたくなるとか
なんでもできそうなのに。


しかしこれほどまでに定着して全ての
電子楽器、MTR、エフェクターにまで
MIDI入出力が装備されている現状では
新しい物理規格を導入しにくいのもあるだろう。
いや利用者のことを慮るのであれば
いっそ潔い決断が欲しい。

実は既得権益を守りたい的な
大人の事情だったりするのだろうか。
そうではないことを祈りつつ
今日も僕らは数メートルのMIDIケーブルを
何本も持ってINとOUTを挿し間違える旅を
続けるのだ。



同期しませんねー
あ、OUTに入れてたー
あっはっはh



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