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第一幕
午後の方針なんちゃら会議で年下のN部長の
ものすごいエネルギーに満ちた発表を聞いていると
彼がまだブルースロックバンドで爆音ギターを
かき鳴らしていた頃を思い出して懐かしくなった。
彼はギターの上手さもさることながら拘りについては
右に出る者はいなかった。
「エフオピさんこの真空管ね1960年代のなんですよ!
これがまたいい音するんです!」
アンプも1960年代のものを使ってた。
ライブの時アンプの電源がショートしてPAが2回も落ちた。
あんなことアレが最初で最後だろう。
あの時バンドでは筆者はドラマーだった。
レコーディングの時、ローリングストーンズの
写真集を譜面立てに立て、それを見ながら
ギターを弾いていたっけ。
「気合い入れます」とか言って。
彼のアンプから出る爆音は凶器だった。
あまりの轟音弾幕で気持ちが悪くなる程だった。
音楽のジャンルは交じり合う事はなかったが
マニアックさを持ちつつ音楽にストイックだった
そんな昔の彼が懐かしい。
あの音楽に対するマニアックさというか拘り
あるいは興味というものが今はそのまま仕事に
移っているのだろう。
音楽よりも仕事自体の面白さに気付いて
今は仕事が楽しくてしょうがない。
彼の発表を聞いててそんなことを思った。
もう音楽には戻っては来ないのだろう。
残念だ。
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第二幕
deweyの二者が打ち揃って週末の渋谷で
待ち合わせ、渋谷ラストワルツを訪なう。
話しは10日程前に遡る。
dewey taira氏より渋谷のラストワルツという
ハコでヒラサワ関連のイベントがあるようです
しかも1/24には知り合いの方のレンダさんという
バンドがワンマンやるんですが男女二名
打ち込み系この構成でワンマンをこなせるとは
一体どのような技をお持ちなのでしょうだから
僕らはそのなんたるかを拝見拝聴しにゆこうでは
ありませんかどうですかどうなんですか
ゆくのですかゆくのですかとゆっているので
滞りなくゆくことになった。
結果から言うと時間の都合で最後まで
拝見できなかったのが悔やまれるほどの
ハイクオリティだった。
曲が始まると一気に世界観が形作られる。
ピッチの安定した美しいボーカルを軸に
振り付けも相まって世界観が形作られる。
その発展が見事。
演奏というか演技を見ているような感じ。
勉強になった。
トラックの作りも大変素晴らしかった。
ボーカルを引き立てつつしかししっかりと
存在感もあり、あれは音の分離の良さが
際立っていた所為ではないかと思う。
勉強になった。
レーザーハープ、平沢さん以外で初めて見た。
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