2014/01/25

(No.2125): 元轟音ギタリストN部長とラストワルツ行(二幕構成)


第一幕
午後の方針なんちゃら会議で年下のN部長の
ものすごいエネルギーに満ちた発表を聞いていると
彼がまだブルースロックバンドで爆音ギターを
かき鳴らしていた頃を思い出して懐かしくなった。
彼はギターの上手さもさることながら拘りについては
右に出る者はいなかった。

「エフオピさんこの真空管ね1960年代のなんですよ!
これがまたいい音するんです!」
アンプも1960年代のものを使ってた。
ライブの時アンプの電源がショートしてPAが2回も落ちた。
あんなことアレが最初で最後だろう。
あの時バンドでは筆者はドラマーだった。

レコーディングの時、ローリングストーンズの
写真集を譜面立てに立て、それを見ながら
ギターを弾いていたっけ。
「気合い入れます」とか言って。
彼のアンプから出る爆音は凶器だった。
あまりの轟音弾幕で気持ちが悪くなる程だった。

音楽のジャンルは交じり合う事はなかったが
マニアックさを持ちつつ音楽にストイックだった
そんな昔の彼が懐かしい。

あの音楽に対するマニアックさというか拘り
あるいは興味というものが今はそのまま仕事に
移っているのだろう。
音楽よりも仕事自体の面白さに気付いて
今は仕事が楽しくてしょうがない。
彼の発表を聞いててそんなことを思った。
もう音楽には戻っては来ないのだろう。

残念だ。






第二幕

deweyの二者が打ち揃って週末の渋谷で
待ち合わせ、渋谷ラストワルツを訪なう。

話しは10日程前に遡る。
dewey taira氏より渋谷のラストワルツという
ハコでヒラサワ関連のイベントがあるようです
しかも1/24には知り合いの方のレンダさんという
バンドがワンマンやるんですが男女二名
打ち込み系この構成でワンマンをこなせるとは
一体どのような技をお持ちなのでしょうだから
僕らはそのなんたるかを拝見拝聴しにゆこうでは
ありませんかどうですかどうなんですか
ゆくのですかゆくのですかとゆっているので
滞りなくゆくことになった。


結果から言うと時間の都合で最後まで
拝見できなかったのが悔やまれるほどの
ハイクオリティだった。
曲が始まると一気に世界観が形作られる。
ピッチの安定した美しいボーカルを軸に
振り付けも相まって世界観が形作られる。
その発展が見事。
演奏というか演技を見ているような感じ。
勉強になった。
トラックの作りも大変素晴らしかった。
ボーカルを引き立てつつしかししっかりと
存在感もあり、あれは音の分離の良さが
際立っていた所為ではないかと思う。
勉強になった。

レーザーハープ、平沢さん以外で初めて見た。






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