2014/01/21

(No.2122): 月賦で購入(フレミングの左手の法則を唱えながら)


関東、特に東京をはじめとした太平洋側では
真冬といえば乾燥した晴れの日が多い。
そんな東京都下、陽が沈めば気温は0度近くまで
下がる日もある。
雪の多い地域に比べれば東京など暖かい
とはいえこの気温での真冬のオートバイという
シチュエーションはすなわち過酷である。

嗚呼辛い。
何が辛いってライダーの表面温度はマイナス12度。
以上、いや以下か。
つまりそれなりの武装をしなければ詮無いことに
なるのだ。キケンですのだ。


筆者の二輪歴は実は年齢の割には
それほど長くはない。
しかし真冬も駆りたい。駆らねばならぬ。
そうした問答から毎冬も駆ってきた。

しかし、ある時は寒冷による指先痛で
クラッチをにぎれず、
ある時は寒冷により指先の感覚が喪失し
クラッチをにぎれず、
またある時は寒冷により手そのものが
ヒトデの死骸と化しクラッチをにぎれず、
つまり、何が辛いって真っ先にマイナス12度の
餌食になる手だ指だ、その重要なパーツが
今まさにわたくしのわたくしとしての存在から
解き放たれ無限の時を貪ろうとしているのです。
のです。

だから我々は戦うのです。
思い返せば今までにいろいろな戦法を、
そして陣を敷いて参りました。

二輪乗り始めの頃はそんなの厚手のグローブで
いいんでやんしょ的な安売りの手袋をして
速攻異次元移行の洗礼を受け
失神しそうになってこれでは死ぬると思い、
専用の真冬グローブを二輪量販店関連らで
仕度し、さらにそば屋の出前カブのような
ハンドルカバーまで動員してはみましたが
数年間はこれぞというグローブには会えずに
いながらも、ここはやはり電熱でしょう
と息巻いて配線を身体に装着した
インナータイプの電熱グローブを
付けたことがありますが、あまり暖かくなく
しかも配線が意外と厄介であり
これは少々厳しいねーとごちつつ
しかし近年僅かながらも性能も
向上しペアスロープの真冬用がなんとか
しのげるかと思い、しかしやはり夜間での
連続駆動では大凡1時間が限界であり
指先の指先としての尋常ならざる状況は
最終的には回避できないでいたのでした。



そこへ持ってきてあなた、
満を持さないでこれを買いましたの
実際はこのひとつ下のグレードのやつね。


これ
ものすごいです。
今までの全ての業を綺麗に落とされました。
カッキテキです。
配線なし。
バッテリー内蔵。
充電式。
自照式LEDボタンもかっこいい。
ヒーターは手の甲と指の周りにあり
温度設定は三段階。LED色は緑→橙→赤。

まさにウェアラブル。
これつけてライブやりたいぐらい。
いや、何よりも、あなた、暖かいのです。
マイナス12度を躍り出れば、やはり
冷たさは隠せません。
しかし、その冷たさ加減が今までのモノとは
一桁いや二桁は違うのです。


真冬を駆る人、ひどくお薦め。
これで指先はもうこっちのもんです。






でも月賦で購入。




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