2008/09/04

(No.556): 足が入ったとたんに回路切断すること


怒涛のドラム教習。練習。

7回目あたりから徐々に難しさを増し、
課題一つやるだけで2週間以上かけているという
体たらくペースにおいて
ようやく10回目のメールを紐解いてみる。

いよいよ、足技の練習。読み進めるうちに、
さっそく大変な過ちを犯していたことが判明した。

前回、足技の事前準備として
左足などによる4分音符頭のタイミングで
かかとの上げ下げを指示されていたが
これはリズムキープのためのゴーストモーションである
と、思っていたのだが、全く違った。
むしろゴーストモーションは全面否定された。

このスクールでは、リズムをキープするために身体的な
或いは物理的な要素で補おうとすることを否定している。
ではどのようにリズムをキープするのかというと
「心」なのだという。
心の高揚を通してそれがやがて体の動きに変化する。
これを踊り(ダンス)といい、このダンスを通して
リズムをキープするのだという。

広義に解釈するならば、ゴーストモーションに見られる
左足上げ下げにせえ、頭をがくがく上下に振るにせえ、
それがリズムにノるダンスと考えればよく、
最終的にはそもビートのウネリ、タメ、所謂グルーヴに
昇華させるものだという。
従って、リズム全体から感じ取るフィーリングによって
リズム、テンポをキープするということなのだそうだ。
早い話、ノレってことだろう。


さて、
それでは前回の足4分打ち練習とはどのような目的であったのか。
それはキック、ハイハットの練習の元ネタであった。
今回はキックは4分打ち、2拍、4拍にハットをオープンにするという
オンビートと2拍ウラ、4拍ウラのオフビート、足技の基本形を学ぶ。

足技だけであれば、何の問題もない。
ところが、上半身は今まで習得してきた各ストロークモーションの
様々なパターンの練習を行う。
上半身と下半身の動きがそれぞれ影響しないようにする。

もう、全然出来ない。
ドラムの真骨頂。つまり手足バラバラに動かす。
ことごとく出来ない。
今まで使ったこともない神経回路がブロロンと
始動するのだが、一瞬にしてブチンブチンと
回路切断されていることを如実に感じる。


さらに今回からクラーベを練習に取り入れる。
ソンクラーベのツースリーと、スリーツーというもの。

クラーベとはラテン音楽、特にキューバの音楽などで使われる
主たるリズムスタイルを表すパターンのことである。
説明によると、クラーベは楽曲のアレンジ上の効果を
目的としているものではなく、
あくまでも「リズムの鍵または要(かなめ)」として機能している
とのこと。
まぁ心意気ということだろうか。

クラーベ。
ちょっとやってみて、数分で諦める。
アクセントストロークとタップストロークが混ざってしまう。
そもそも、クラーベのパターンが覚えられない。
しかもカウントを歌いつつなんて難しくて出来ない。
足も入れろだと?
そんなん無理無理。


はい終了。



おかしい。
ドラムってこんなに難しかったっけ。







0 件のコメント:

コメントを投稿