2008/09/07

(No.558): 昔限定を解除した人々の噺


某SNSの大型二輪免許コミュで。
数十年前、限定解除された方々がやおらトピを立てられた。

その内容をかいつまむと以下の通りである。
現在は、大型二輪は教習所で取ることが出来る。
昔は試験場しかなく、しかも限定解除をなるべく取らせない
という国の方針があったため試験も大変に難しかったという。
だから、今の若者が二輪免許も無いのに教習所で大型免許を
すぐに取り、扱いもできないリッターバイクを買ったはいいが
持て余している。
それだからライテクもない。
マナーもない。
メンテナンスもできない。
小僧はすっこんでいろ。
そういう主旨のトピである。


人生最初のバイクが1000ccですと交差点をフラフラと
右折していたり、教習所で何を教わってきたのか
首を傾げたくなるような酷いマナーだったり
そういう場面に出くわすとあながち外れてはおるまい
という気にもなる。

しかし、しかしである。
このトピを投稿した方々と同じ世代として恥かしい限りである。
筆者はこれら気炎を吐いている世代の終盤とほぼ同世代である。
筆者よりも年上の方々が、このような意見を公の場で
発言しているという事実に先ず持って驚愕した。


確かに20年も30年も前に、難しい限定解除試験に
合格した方々の誇りは尊重するに値すると思う。
実際、すごいなと思う。

しかし、そんなことをこれっぱっこもお首に出さず、
ライディングやマナーを通して我々二輪若輩者に
お手本となる行いをされている方もいるはず。
このトピを投稿した方々が、
そういう粋でいなせな限定解除世代に
なってはもらえないものだろうかと心底思う。

限定解除にせえ、試験場一発にせえ、教習所にせえ
与えられる資格は同じだ。

あとは本人の心意気だけである。







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