2008/10/13

(No.592): 走行距離15100kmになるの噺


中央道を走る。
往路、すぐさま渋滞。
四輪と四輪の間を走る。
以前に比べると、動揺も少ない。

石川PAで04年Monster400に乗っていた
男性の方としばし歓談する。
筆者のサイドバッグはどのように装着しているのか
使い心地はなどのことをお話しする。



小仏トンネルを過ぎても
やんわりと渋滞。
上野原に差し掛かった頃ようやく解消。

120km/hを出す。
意外と平気。
風も思ったほどは感じなかった。

勝沼で降り、目指していたほうとう屋へ。
ところが、「本日終了」の看板。
当日分が終わってしまったとのこと。
まだ午後1時だというのにッ!
理不尽にも程が在る。

いきなり予定外の事態にでくわし動転する。
勝沼ぶどう郷駅を目指すことにする。
駅に行けばなんか食べるところがありそうだ。


道に迷う。
どうしても辿り着けない。
勝沼ぶどう郷駅よ一体どこにあるんだ。

一旦20号まで出て仕切りなおそうと
勝沼IC手前の側道に入ったところ
ほうとうの暖簾が目にとまる。



一見すると見逃してしまうような民宿のような
佇まいである。
食べ終わった客なのか店の前の
石でできた椅子に座って煙草をふかしている人に、
「この店、やってるんですか」と聞くと、
「やってるよ、おじさんひとりでやってるから
声を掛けないとわかんないよ」
と返される。

入店。
玄関は薄暗い。
民宿の部屋の如く仕切られているようだが
個室ではなく、八~十畳程の部屋が三つ四つとあり
その部屋の中に広いテーブルが二卓づつ置かれている
といった塩梅である。
もちろん、靴は玄関で脱ぐ。

厨房に向かってすいませんと掠れた声で二度ほど叫ぶと
中から、想像していたのよりもずいんぶんと大人しそうな
おじさんが顔を出した。
「入れますか」と問うと、
「すいません2時で終わりました」と。

”一日30食のみ”との張り紙を横目に見つつ
「そこをなんとかなりませんか」と
泣きながら懇願する。
「じゃ、いいですよ。でも時間かかりますけど」
「いやもう全然いいです」



南瓜や里芋の自然の味がよく出ており
味噌のつゆによく合う。
煮干が何匹もそのままの形で投入されており
魚のコクも味わえる。
ほうとうの麺は歯ごたえもありもっちり。
ただ、全体的にうす味仕立て。
コンビニ弁当などで過剰な味付けに慣れてしまって
もはや自然の味がわからなくなってしまったのか。
そんなことまで連想してしまうほどの薄味である。


さて、復路。
笹子トンネル前後は渋滞とはいかないまでも
車列が数珠繋ぎ状態。
大月ジャンクションから3車線になるため
河口湖方面からの合流もさほどの込み具合でもなかったが
談合坂を過ぎたあたりから、小仏トンネル出口付近まで
渋滞が続く。
四輪間走行。
もう慣れた。

ついに走行距離15100kmになる。
タイベル交換は何時やればいいのだ。







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