2008/12/02

(No.635): 電網ダークサイド


昨日、滞っていたwebサーバのポート空け作業が
ようやく完了したという知らせを受ける。
これで、本番環境のサーバへインターネット経由で
入っていける。
よかったよかったと思っていたその翌朝、
昨日までrootでログインできたのに
今朝から何故か弾かれてログインできない、
なんぜなんぜと思っていたら
fopさん、webサーバ乗っ取られたようです。
と連絡を受ける。

ハッキングによってrootのパスワードを
変えられてしまったらしい。
この名だたる電網世界への扉を開けた刹那
まさしくあっという間にその毒牙の餌食となる。
ちょっとしたことでrootのパスワードを
破られたらしい。
どこの国のハッカーだか知らないが
そら恐ろしい世の中である。

無防備だったけど
1日くらいはもつと思っていたんですけど
1日ももちませんでしたねぇ
と、作業を担当してくれている部署の方が仰る。
電網世界では日常茶飯事なのか。


まだ立ち上げたばかりのサーバで
中身はほとんどない状態であったので
盗まれる情報もなく、且つそのサーバを踏んで
他のセグメントへ移ることもなかったようで
サーバのOSもろともバッサリと消した。

Linuxを入れなおしてもらう。
今度はrootではログインできないような
仕組みを仕込んでもらう。
へぇそういうことができるんだ
と別な意味で感心する。
セキュアな環境へ少し変貌を遂げた。

電網の中が目に見えないだけに、
現実感が希薄だが、
アクセス・ログには、
ダークサイドから伸びてくる触手の形跡が
しっかりと残っている。
くわばらくわばら。







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