2008/12/19

(No.651): homeとSL


PS3で「home」が12/11正式リリースした。
「home」とはソニー・プレイステーション3の新しいサービスである。
「home」は米リンデンラボ社のセカンドライフと近似である、
という記事をニュースやメーリングリストなどで見かけた。

しかし、home開発者のインタビューを見ると
どうやら、それは誤解であったようだ。
「Homeはあくまでも「ゲームのため」「ゲームをより楽しく遊ぶため」の
サービスであり、セカンドライフとは,根本的な思想がまったく異なる」
とのこと。
なんせ、homeは無料だ。

homeの世界ではセカンドライフのように商品の売買はあるようだが、
仮想通貨や仮想経済もなく、あくまでも
PS3のゲームを軸としたユーザ同士のコミュニケーションが目的なのだという。
要するに3DのSNSである。

homeの映像を観れば流石PS3だと、うなるばかりであるが、
セカンドライフのように、モノを創造し育むという分野においては
まったく機能を実装していないようだ。
能動的ではなく受動時環境。

絵が綺麗なだけで、これでは魅力がない。
やはり、セカンドライフのように、FBIが介入するほどの、
「善も悪も存在し、やろうと思えばなんでもできる」的な要素がないと
すぐに飽きそうだ。


逆に言うと、
セカンドライフはそういう危うさが最大の魅力であろう。









0 件のコメント:

コメントを投稿