2009/11/10

(No.939): 原色音楽を聴く


マンボ之介氏よりCDを借りる。
どんと・原色音楽

恥ずかしながら、この方を知らなかったが
筆者と同じ学年であり、言われてみれば
バンド名は知っていた。
ローザ・ルクセンブルグ、ボ・ガンボス。
へー、この人だったんだ。
しかも2000年に永眠されている。


1985年-86年にかけての
4TR MTRによるデモ音源だという。

聴く。

物凄いエネルギーだ。
全編に渡って流れるチープなリズムマシンの調べ。
不思議にからまる熱いギターと歌とエフェクト。
CDの帯にはテクノの文字もあるが
所謂テクノではない。
リズムがリズムマシンというだけで
楽曲自体は、なんだろう、サイケデリックな
過激なエネルギーに満たされた自由音楽
といった塩梅か。

「おさにさん」
これ、最高。
一番気に入った。
ものすごいブルーズだ。
リズムマシンも全く無機質ではない。
煮えたぎっている。
詩もすごく素敵。

「ヤーヤーヤー」もかっこいい。


しかも、このCDのマスタリングエンジニアは
あのセイゲン・オノさんではないか。
CDライナーノートを読むと、どんと自身が
このデモ音源をDATにコピーしていたという。
従ってミックスもどんと自身で行ったのだろう。

だから、マスタリングで音質を上げたのだろうか。
どうりで音のまとまりも最高。
テープ損傷によるノイズもあってなお最高。

お薦めです。









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