2009/11/29

(No.958): 新戦闘機の印象


もう、いてもたってもいられず、
お願いですから僕に乗らせてくださいッ
とケイタイで電話し、そのケイタイを放り投げながら
ドカ屋さんを訪なう。

M696の試乗。

専門誌も買い、M696コミュにも入り、
数多電網からためになるお話を聞き、
満を持して試乗の人となる。

用意して頂いた赤いM696はハンドルから
何から全てノーマルのもの。
以下、筆者的ワンウェイなインプレッション。


乗る前の第一印象。
ハンドルバーの幅のなんと広いことか。



買われたお客さんの8割は
アップ+ショートハンドルに替えられます
とのこと。

試乗コースは、その昔それこそM400の
試乗をした時と同じだったので
説明もそこそこにさっそく乗車を開始する。

先ず、跨った印象。
M400と変わらない。へたすりゃ、M400よりも
小ぶりな感じすらする。
足つきは両足が着く。べったりではないが
ほぼしっかりと着ける感じ。
筆者の身長は169cmである。
シート高さ770mm。

そして、軽い。
乾燥重量161kg。
筆者の乗っているM400が169kgなので、
なんと普通二輪よりも軽い。


エンジン音。
すごくいい音。純正マフラーだが
この低音はM400にはない帯域だ。
デスモ音の機械音とのハーモニーがとてもいい。
変にうるさくない。



クラッチは湿式。
APTCクラッチ。
ドカ屋営業さんにちょっと遠いですと
言われたが、全然気にならなかった。
むしろつながり方も含めて筆者の嗜好と
バッチり合う。

走って、驚いた。
も、ものすごい加速だ。
これが、大型バイクというものなのか。
冗談抜きでM400とは雲泥の差だ。
700cc未満であり、教習所のCB750よりも
小さい排気量なんだけど、馬力は80HPある。
明らかに教習所CB750よりはパワーがある。
アクセルのレスポンスも申し分ない。
瞬発力もある。



M1100なんて、尋常ではないだろう。
街中ではスロットル開けられないだろう。
ドカ屋営業さんも大排気量はストレスが
溜まりますと言っていたのもうなずける。
696ccでさえ、あの加速感なのだから。

こんな加速ができる大型バイクが
初めてのバイクという人は、
400ccとの違いを是非体感して欲しいと思う。
全く別な乗り物だ。


さて、インプレの続き。
モンスターのクセである例のエンジンブレーキも
M400で慣れているのでさほど気にならなかった。
だいぶ改善されているようだが、
それでもやはりエンブレはものすごかった。

そして、気になった点。
やはりハンドルの幅が広すぎる。
その所為もあるが、些か前傾姿勢である。
いや、前傾姿勢自体は、むしろ歓迎する。
ハンドル幅が広いのだけはイマイチ。
交換必須だろう。

メーターに視認性もまずまず。
オールデジタルなのだが
慣れれば見やすそうだ。

最後にシート。
前傾姿勢というライポジにも関係して
タンク側のほうへずりずりとすべってしまう。
シートが滑りやすいのだろうか。
これは少々改善が必要かもしれない。


試乗後、見積もりを作ってもらう。
ドカ屋さんの事情もあったのだが
これが、最終的にはやばいくらいの
金額になってしまって、
あぶなく即決しそうになった。



つくづく、
百之介左衛門号スーダラモンスター四
(M400ね)をこのドカ屋でメンテナンスしていて
良かったと思った。
M400の下取り価格が、尋常ではなかったのだ。
車検1回済み、3年落ち、且つ走行20,000kmオーバー
にもかかわらず、驚愕の○5万円で取るという。
さらに、諸経費も全てタダ。
ハンドル交換もミラー交換も含めて
見積書で提示された金額は
国産大型750cc未満よりも安い金額だった。
へたすりゃ、400ccクラスと同じ帯域だ。


DUCATIは高いというイメージがあり、
実際HP上の価格は、輸入車メーカーの相場で
最低でも100万ちょっと切るくらい
という価格帯からだと思うが
実際の購入価格は、けっしてそうではないと思う。

DUCATIに興味がある方は、ドゥカティストアの営業さんに
直接交渉して見積もりを取ることをお勧めする。
おそらく思った以上に勉強してくれると思う。
筆者が特別なわけはないので。




何れにしても、今週は検討中。

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