2009/11/19

(No.948): 樹立の作法


ある意味、一気に現実味を帯びた。
すなわち、今までは
嗚呼、凝視したところで別に乗れないし
と半ば、他人のごとく振舞っていた
400cc超の二輪だった。
実は今でも、無意識にそう感じていたのだが
そうだ、もうその垣根はなくなったのだ
そうだ、もうその気になればなんだって許されるのだ。
そうだ、リアリティそのものなのだ。
と気付く度にほっとする。

試乗会にだって、今までのように
大型二輪の試乗で講習を受けなくても
そのまま素で乗ることが出来るのだ。

すごい、すごいぞ。
よく考えたら、素晴らしいことじゃないか。

普通二輪→大型二輪というシーケンスは
思っていた以上に素敵な開放感を味わえることがわかった。
しかし、一度も普通二輪で過ごさずに
一気に大型まで取ってしまった人々は
この開放感はけっして味わえないだろう。

筆者の場合、約4年、
そう、たったの4年足らずではあるが、
この4年間で約33,000kmを250ccと
400ccの二輪で過ごした。
その過程がさらなる充実感と開放感を与えるのだ。

ましてや、検定試験の検定コースや波状路や
スラローム、一本橋などを思い出すと
本当に合格してよかったと思う。
二度とごめんだ、とまでは行かないが
もう一度走っても、受かる自信はない。
テクニックとメンタルの両立が沸点を超えた時のみ、
70点以上の走りが可能のような気がするからだ。


1年も経つとこの感動も薄くなるだろう。
こうして記録することもまた
初心を忘れないための一つの作法である。

0 件のコメント:

コメントを投稿