2009/12/12

(No.971): 万象の雑詠


でわ、そっとお話しよう。

先ずは、散髪。
最近通っている27年前の床屋へ。
案の定、入るや否や客という存在は
自分だけなので速やかに床屋椅子直行。

当然、終始無言。
散髪、洗髪、髭剃りと段取りよく進められる。
ここの床屋のダンドリは髭剃りの後に
頭部、肩等へのマッサージが入る。

前回、或いは前々回において
このマッサージの時間で笑いを堪える
という事態を体験しているので
今回はどのような塩梅になるだろう、
と密かに緊張していた。
というのも、ここまでは何のネタもなく
淡々と事が運んでいる。

頭部をパンパンと叩く。
五指を使ってぎゅぎゅっと押す。
首もぎゅぎゅとやる。
ここまでは、まぁ普通だ。
何の笑いの種もない。
そのうち肩をもみ始めた。
うん、気持ちがいい。
全然笑うところはない。

と、思った刹那、
首だか後頭部だか、のところを
揉むでもなく叩くでもなく
ましては押すでもなく
ぱらぱらと指の腹があたっているだけという
対象と目的を失った行為が始まった。

一体全体これは何だ。
頭→首→肩と来たのに
また頭周辺に戻り、なお且つ
不思議な動作を繰り返している。
おぢさん、何をやっているのだ。
と、思ったとたん、堪えきれなくなり
ぷふぅーと笑ってしまった。

マズイ。
口に手をやってごまかそうにも
床屋前掛けを首からすっぽりと
かぶっているために手が自由ではない。
マズイ。

その行為はまだ続いている
やめてくれーッ
もう我慢できん。笑いが。

その笑いを隠すために
あろうことか独り言をしゃべる
という暴挙に出た。

「枡がもっと左だったらな・・djsk」
もう何がなんだかわけがわからん。

ターミネイトルーチンのセットは
正しく1980年型ヘアスタイルで決まりだ。


散髪後、滞りなく
フィアット屋へPanda100HPを出してきた。

12ヶ月点検。
仮見積もりをもらって愕然とした。
ドカ屋とは正反対にえらく高い。
バッテリー交換を入れてあるためだ。
まぁいいか。2年だし。替えよう。










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