2010/03/04

(No.1050): 選択と奇跡と


先日、新スーダラ丸六級の初回点検時
その待ち時間中に近所のドトールコーヒーまで
歩いていたとき、その道すがらに
ルノーのディーラー店があったのだが、
なにげに、道に面して展示されているクルマを
眺めていたら、おおと感じ入った。

RENAULT TWINGOだった。


欧州車の中で、フィアット以外で筆者の
嗜好に叶うものは、唯一ルノーのみとなってしまった。
個人的には初代TWINGOよりも
こちらの方が好きだ。
価格は思いのほか高けぇなと思ったが
マニュアル設定の心意気を汲もう。

今欧州車の中で一番売れているメーカーではないか
と思えるプジョーは、マニュアル設定は健在であるが、
しかし、もはや小粋な風情を醸し出すクルマが
なくなってしまった。
敢えて言うなら207あたりになるが
あの顔つきは、既に「こちら側」ではない。

ましてや、シトロエンのラインナップに至っては
何をか言わんやである。
筆者嗜好へのやる気が微塵も感じられない。
C3を消したのは解せない。


こうしてみると、本当にフィアットの仕事は
奇跡である。

FIAT 500C


500の復興に始まり、ABARTHにまで手を染めた。
気まぐれなPanda100HPの異端児も
「全然普通のことなのよ」に成り下がるほどの
偉業である。


FIATという選択は間違っていなかった。

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