2010/03/09

(No.1054): 新走行と迷路と


その旧友Nと先の催しについて
朝の通勤電車内で語り合う。

「出よう」
「出るか」
「地方都市がいいな」
「シャッター商店街でも可だ」
「過疎化した街の」
「所謂時計屋」
「御意おもちゃ屋」
「左様、文房具屋しかり」

「考えただけで大便がしたくなる」
「そんな塩梅式でどうかね」
「思う存分、とことん」
「そいつぁいいや」

「且つ、こういうのはどうかね」
「聞こう」
「神社を結ぶ線を行く」
「目的地を決めずに」
「地図の中で見つけた神社を転々と訪なう」
「おお素晴らしい、名案だ」
「国津神か天津神か」
「分布調査も兼ねよう」

「どこに着くか誰もわからない」
「嗚呼なんと最高に最低な旅だ」

「行こう」
「すぐ行こう」










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