2010/12/19

(No.1284): 思うままにと696匂と


存在の場所は必要だが、
そこに執着する必要はない。
しかし存在する時間が長ければ長いほど
それが常となり、それがノーマルだと思い込む。
思い込んでいるのは当人のみで
実際は、連綿と続く時間軸の
過程の1フレームでしかない。

しかもそのことに気付いており、
周知しているにもかかわらず
今の存在以外を否定する。
恐らく強制的に存在を排除されても。

大事なのは、思うままに生きよ
ということだ。
良いも悪いもない。
勝ちも負けもない。
一歩引き俯瞰すればよい。
さあ思うままに生きよ。




久々にナップスを訪なう。
あの匂い。
駐車場に漂う、二輪臭とでもいうのか
タイヤ+オイル+排気+青空球児好児+ばってん荒川
が渾然一体となった匂い。

なんと素敵な匂いなのだ。
そう、あまり知られていないが
二輪、いやさオートバイ、というものには
「匂い」がある。

比喩でも何でもない。
嗅覚神経を流れる純然とした「匂い」だ。

そして、六級改号の匂い。
DUCATI M400の頃から何度となく書いた。
現在のMonster696プラーッスにおいても同様。
この696の「匂い」。
なんて素敵な匂いなのだ。
この匂いの香水があたらガチ買う。


香水屋さん。
なんか丸い小さい瓶に入った黒い水で
ラベルに DUCATI 696 って書いてある。
香水屋さんよ、香水屋さん。
そんなのあったら目を疑うよね。普通。

で、お客は興味津々で匂いを嗅ぐわけ。
すると、あの696臭が
ぶわーと鼻をえぐるっていう寸法。

「ゴホエッゴホッゲゥッ」とかなんとか言って
咳き込むわけよ、客(28歳OL)は。

な、なにこれーッ


なんて言って驚愕する。
いいなー。
でも実際、仄かに匂うからいいのかもね。
確かに、あの匂いが強烈的だったら引くだろうな。
最高だ。

街でその香水付けてる人。
一瞬、696の匂いが立つわけ。通りすがり的に。

で、筆者は「お、696じゃん」みたいな。










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