2010/12/24

(No.1289): 思い出とカマボコの板と


やぁーみんな、聖夜の放屁の調子はどうだい。
ボカァ絶好調さ。


さて、誰しも青春の思い出曲
というものは持っているだろう。
筆者の場合、その中でも人生の
かなり初期に人格を形成し、
思春期の支離滅裂加減を象徴し、
断片的に映像化された楽曲がある。

中学2年から高校受験を控えた中3、
この当時、圧倒的に筆者を支配していたのは
ラジオの深夜放送オールナイトニッポンである。

その中でも火曜夜の担当だった
所ジョージのオールナイトニッポンに端を発し
所ジョージ氏のデビューシングルを初めて買った。

A面「ムーンナイトセレナーデ」
B面「タバコショウカ」

筆者はどちらかというとB面の方が好きだった。
30数年経った今でもタバコショウカは素で歌える。

この曲が、筆者の最初期における
思い出の楽曲だ。
(どんな曲かはググって)


当時、電子工作にも目覚めた頃で
月刊誌「ラジオの製作」を読み、足しげく
秋葉原に通い、抵抗やコンデンサや
トランジスタやダイオードなどで
様々な電子工作を作っていた。
この頃(1974-1975年前後)の秋葉原は
街全体がラジオデパート系だった。
今では想像もつかないが。

この頃、筆者は無線にも興味が出て、
CB無線機(合法)を買ってもらった。

初めて自分で回路を設計して
完全に自作したのは、この無線機用の
外部電源である。
しかし、ケースを加工する道具も技術もなく
しかたがないのでなんと、カマボコの板の上に
トランスと整流器とコンデンサとヒューズを
取り付けたのだ。
剥き出し状態で。

その電子工作に没頭していたとき、
深夜にオールナイトニッポンを聞きながら
受験勉強もせず
そして所ジョージの「タバコショウカ」を
延々とBGMとして聴いていたのだ。

だから、タバコショウカを聞くと、
思い出すと、自分で歌っても、
今でも
オールナイトニッポンを聞きながら
ハンダごてを握っていた時のことが
どんどんと思い出されるのだ。
あの時のカマボコ板やハンダの焼けた匂いとか。

この感覚は生涯忘れないだろう。
ある意味大切な財産なのだ。









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