2011/05/17

(No.1393): 同期解析


「クロームでストリートライブ」




というGoogleChromeのCMがある。

このCMはGoogleChromeというブラウザの
処理速度は速いのだということを伝えたい
のだと思う。(思っていた)
たくさん開いても、ほらこの通り、という。


一般人なら、あんな一人ライブってすげー
カックイイという感想だろうか。
しかし、我々似非電子音楽家から見た場合
先ずもって腑に落ちないのが、
「同期方法」である。

しかし、なんだって、別々のウインドウで開いた
動画が全て同期して再生されるのだ。
全ての謎はこの一点に集約される。

80年代からのシガラミをひっさげれば
SMPTEやMTCなどの信号による同期方法が思いつく。
GoogleChromeがそういうモノに対応しているとは
到底思えない。

ノートPCにDAWを走らせそれをマスターとして
SMPTEを送出、同一PC内のGoogleChromeの
ウインドウそれぞれが一つづつスレーブとして
機能し、マスターの時間軸に沿って
各ウインドウで再生される動画が同期する
とでも言うのか。
あり得ん。

わかった、全て手動によるポン出しで
合わせているのだ。
確かにキッカケのサインがあれば
できなくもないだろうが
いやいやいやいや、やはり無理だろう。
実際にやってみるといい。
先ず不可能だ。

むぎゅー。


と、ここまで書いて、改めて調べてみると
なんと、自動の同期再生が出来ることがわかった。

実はあのCMで使われていたのはMusicMixerというサービス。
あのCMは、実はこういうサービスもありますよ
ということを伝えたかったのだ。

ただ、素材(YouTube 動画)を自分で作ることは
できない。
有りものを4つまでを選択して配置するだけだ。
いわゆる編集不可のプリセット音源という
風情だろうか。
あくまでも遊び用ということだろう。

自分で演奏し録画した素材を使いたいというのは
誰でも思うだろうが
BPMの問題然り、頭合わせの問題然り
そもそも通常のコンパイルではだめなのではないか
というそういう技術的要因もありそうで
巷クリエイター諸氏に落ちてくるのは難しそうだ。

とはいえ、よくできている。

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