2011/05/22

(No.1397): 失笑音楽


土曜日、17:30
CYRKONのスタジオリハ。
代々木ノア。4時間。

17:20にはまだ
甲州街道山手通りアンダーパスを
FIAT Panda100HPで爆笑していたので
爆走していたので、

すわ遅れるッ、
遅刻だけはするなダメ絶対!
と、曽祖父の遺言通り
きっちりと10分遅れでスタジオへ
クルマごと突っ込みながら既に入室
されていたCYRKONバンマスえびたさんへ
低頭し謝罪。


さて、今回からベースさんが加わる。
当座6月2日のライブを目標に
この一回限りのリハにて合わせるという趣向。

そういえば名前すら知らなかった
ベースさんへ自己紹介しご挨拶。
同じ四十代とは思えない若々しさ
もう見た感じバリバリのミュージシャンだ。

先ずはフリーのセッション。
ベースさんの力量を観察する
などと言っている筆者を今すぐ抹殺したい。
力量を測られているのはベースさんではなく
筆者なのだ。

フリーのセッション。
こういうのは苦手だ。
なんせ、引き出しがない。
エイトビートのミニマル進行のみだ。
テクノ人の宿命。
最高だ。


その後、ライブ曲を一通りやってみる。

ベース「曲終わるときは目を見て合わせて」
筆者 「はい」
ベース「でないと、かっこわるくなるから」
筆者 「御意」


そして
四十代ともなれば30分という長い休憩も取る。

「ジャニーズのツアーで」
「浜崎あゆみが」
「ギャラなんかもらったことありませんッ」


後半、さらに全曲を演奏しながら
マイクも立てて一発レコーディングを執り行う。


練習終わり間際。
ベースさんが何やらフレーズを弾き始めた。
えびたさんもそれに合わせてギターを弾いている。
すると、ベースさんが

「これ7拍子。7拍子でやって」
「12345671234567」

と仰る。

その刹那筆者は
まるで冤罪を犯した小野寺昭(デンカ)のような顔で

「な、ななびょうしなんて、でッできませんッ」

と絶叫した。

ベースさんの失笑を買う。



さて、ライブ楽曲については
今回はヘッドフォンでトラックを
モニターしたので、オケとのタイミングは
問題なかったと思う。
しかも筆者的には、手前味噌ながら
わりとうまくかっこ良く叩けたと思っていた。
テクノトラックの上の生ドラムとは
こういう有り様というミニマル感で
演奏できたと思っていたのだ。

しかし、それが、その30分後にがらがらと
音を立てて崩れ落ちることを
この時の筆者はまだ知らない。






スタジオ後、デニーズにて遅い夕食を皆で摂る。


「目標はリズムマシンです。
あのドラマーいらねぇんじゃね
機械置いておきゃよくね的なドラマーを目指しています」

ベースさんの失笑を買う。

そして極めつけは

「全然バンドっぽくない」
「もう、ドラムやめて、打ち込みだけやってれば」

と、ベースさんが仰った。
嗚呼楽しい、音楽って最高だ。











0 件のコメント:

コメントを投稿