2011/06/03

(No.1407): 演奏後記


CYRKON 6/2ライブ後記。

結果から言おう。
素晴らしいライブだった。
録音したCDRを試聴したが、
少なくとも筆者がCYRKONで標榜している
ライブの楽曲の音響のそれであった。
手前味噌ながら想像以上の出来栄え
であったと感じた。

前後を爽やかな微風に挟まれながらも
我々は己の道を貫いた感。
なぜなら
爽やかな微風を観に来ていたお客様は
我々を一聴しただけで皆一斉に退店した。
お客さん逃げちゃって
我々のあとのトリのSAYAさんには
ご迷惑をお掛けしたのではないかと
心底思う。




バンマスえびたさんは今回も轟音ギター
ではなかった。
が、新デバイスのカオシレータが
想像以上の存在感で結果的に
正解だったと思う。
むしろCYRKONのアイデンティティとして
確率したい心持ちだ。
えびたさんはカオシレータ奏者として
極めるらしいので
そこは是非ともお願いしたいところだ。

ベースのさんたさんは仕事の都合で
リハには出られず本番一発勝負だった。
しかも突如本番前に歌うと宣言。
「物だけは壊さないでね」
とえびたさんが釘を打つ。

本番が始まる。
バックトラックの鋭角的な陰影と
カオシレータの変態音響と反復と
ドラムの崩れ8ビート引っ掛け16裏打ちと
破壊的弾幕ディストーションベース。
今までの爽やかな微風が一変して
荒れ狂う嵐となる。

極めつけは
さんたさんの歌というか叫び。
絶叫。
これがもう最高だった。
難解で抽象的だったミニマリズムが
具体的な色を伴って
一挙に大衆の眼前に降りてきた感じ。

且つ、さんたさんパフォーマンスとして
ベースを床に落とす、投げる?、
客席フロアに降りて演奏する、
ベースのネックでマイクを叩く
逆か
マイクでベースを叩く。
とにかく最高だった。

演奏しながら次はどうなるんだろうと
わくわくした。
逆にえびたさんは冷や冷やしていたかも
しれない。
「物だけは壊すな。。」


従って、対バンさんとの対比は
筆舌に尽くし難く、
こんなブッキングを許可して頂いた
代々木Bogaloo店長様へ感謝。
というかCYRKONデモ音源を聴いたとのこと
だったが、実際のライブを見て
後悔されたのではないかと思う。
こんなはずじゃーなかった、と。



最後に。
GigGrips、大正解。
この邪道グッズ、手放せない。
楽して力まない奏法を体験できる。
暗黒面へ落ちやすい好例だ。

似非ドラマーの方へ
ひどくおすすめ。

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