2011/06/08

(No.1411): 双空五百


FIAT500 TwinAirの売れ行きが好調らしい。
直列2気筒8バルブ875cc
インタークーラー付ターボ。


燃費はいいが振動がどうの加速が悪いの
ギクシャク感がするのと発表当時は酷評だったが
蓋を開けてみたら、試乗はノーマル500の2倍
既に120台以上も注文が来ているとの由。

リンクした記事のようにバカ売れとは
少々言い過ぎのような気もするが
確かにマイノリティ王者フィアット車としては
短期間での注文数は大変なものなのだろう。

実際、mixiのFIAT500コミュを覗いてみると、
今日、TwinAir契約しちゃいました!ウフ
TwinAir先週納車しました!ヤター
という書き込みで枚挙に暇がない。

実車をまだ見たこともなく且つ試乗も
出来ていないが、既出の様々な
インプレッション記事を読むにつけ
排気量875ccと2気筒エンジンという、
このスペックだけでも、
筆者ならどんぶりにご飯を三杯はイケる。

振動が酷いというが、どれほどのものなのか。
昨今の近代カーに慣れてしまった日本人の
言っていることだから、どうせたいしたことは
ないのだろう。
その証拠に、売れ行きが好調ではないか。

まさか購入者が全て
エンスージアストではあるまい。
まさか購入者が全て
フィアット・イヴァンジェリストではあるまい。
しかし想像するに、購入者の半分はエコという
言葉にトリガーが弾かれたものと察する。
地球環境に良いなら多少の乗り心地は犠牲に
してもいい的な塩梅なのだろうか。



FIAT500 TwinAir、パンタロンって最高!の賛辞で
最後まで飾りたいのだが、一点だけどうしても納得の
行かないところがある。
お察しの通りである。
マニュアル・トランスミッションの設定がない
ということだ。
(昔ながらの3ペダルのMT車ね)

現行FIAT500には1.2 Sportというシリーズに
MT車の設定が「辛うじて」存在するに過ぎない。
関連記事を読むと、当時この設定モデルを販売する
に当たって、フィアットオートジャパンは
冷や冷やだったというのだ。それはつまり
「日本ではMT車は売れない」という
呪縛があるからだ。

輸入したはいいが、さっぱり売れない
在庫を抱えて途方に暮れる。
それでは営利企業は困る。
だから、初回陸揚げは数台?数十台という
小規模だったという。
しかし、それらは杞憂に終わり
全てが速攻で完売したのだ。

嗚呼我々は忘れてしまったのか。
筆者のかの6速MT車Panda100HP御大の
限定130台完売と2年後の追加100台完売を。

これらの経験を踏まえて、
どうかひとつ(伊東四朗のモノマネで)
ガツンと目に物を見せてはくれないだろうか。
だって、あんた、
875cc2気筒エンジン・ターボ付きで
5速マニュアル(6速ならなお良い)だったら
永福町大勝軒ラーメン二杯は喰える。


あたしゃその日が来るまで待つよ。

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