2011/06/21

(No.1422): 切替回路


Youtubeなどでドラムの上手い人の動画を
見ていると、
ああーあれくらいなら拙でもできそうだなー
などと思い上がった考えを持つことがある。

だからdeweyやCYRKONのスタジオリハの時に
それを実践してみるのだが、当然のことながら
見るとやるとじゃ大違いを地で行く塩梅式
となる。
自分でやってみて初めて、やっべ超ムズイ
ということがわかるのである。


過日、Youtubeにてあるドラム演奏動画を
見ていると、そのドラマーの方は
8ビートのハイハットを遅いBPM(BPM100前後)
でもダウンアップ奏法で演奏されていた。

つまり、腕の振り下ろしは4分音符の部分
だけで、裏の8分音符のところは
アップストロークなのだ。
この奏法は速いBPMの8ビートでよく多用
されるのだが、それをゆっくりビートでも
実践されているという動画。

チャッカチャッカチャッカというような
ちょっと軽いシャッフル気味になり
独特のグルーブが生まれていた。

もちろん曲にもよるのだが
これを先日のdeweyのスタジオリハ時に
密かに実践してみた。

意外と演奏出来る。しかし、気を抜くと
普通のハット刻みに戻っている。
特にオカズ後とか、キックを8分裏で
踏んだ後とか。
つまり筆者のような手癖足癖奏法の場合
このような事象がよく起こる。

手癖足癖奏法といえばあとオカズの
高速タム下ろし。
ハイタムからフロアへ
ダラリダラリダラリと32分の高速で
降りてゆくオカズ。
場合によっては3連符だったりもする。
リハ時にはこれもよく試すのだが
一回としてちゃんと出来たことはない。
最後がむちゃくちゃになるのでいつも
誤魔化す。
だからライブの時は怖くてできない。


どうすれば、このような
手癖足癖奏法から脱却できるのだろうか。
簡単な話だ。
脳内シナプスに流れる電気信号の経路を
切り替えればよい。
ドラム演奏とは全て、脳内シナプス電気信号の
経路によって左右されるからだ。
筋力ではなく、元の司令塔が重要なのだ。

では電気信号の経路を切り替えるためには
どうすればよいのか。
切替回路を造ればよいのだ。

ではどうすれば切替回路が造れるのだろうか。
簡単な話だ。
練習するだけだ。
逆に言うと、練習以外に切替回路を造る
方法はない。


うむ。
実に簡単ではない話だ。

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