2012/11/08

(No.1842): 第二閑古区域


さぁ、何も心配など要らぬ。
そのままの体で、こちらに来なされ。
ささ、遠慮など要らぬ。
そのままの頃合で、こちらに来なされ。
その順序立てた、整然と、矛盾のない
価値のあるその世界を抜け出して
へりくだった、まとまりのない、
鬱蒼としたこちらの世界へ。
第一義として、軽い。
何も持たない。
持つ必要がない。
そんじょそこらの軽快さとは
わけが違う。

すなわち



一切の風をすくって 大河の根幹と成す
くつろぎの菜籠と呼び 弾き多く  
ヤブロンスキー図を 帯域に構えよ

さい
さて

一節の余韻の果て 雑踏に論難と託す
向かう拮抗の優劣を 弾き遠く
ヤン・ミルズ理論を 氷河に据えよ

さり
さた


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