2013/02/15

(No.1917): ライブのステレオ定位蓋然論


ライブにおけるステレオ定位について。

筆者はライブのとき音の定位はセンター
としている。なるべく。
エレクトロニックなライブでは音源を手元の
ミキサーでまとめていることが多いので
ミックスバランスが調整可能なのだ。
とはいっても音源(VSTiやシンセなど)
自体がステレオアウトになっている
ものがほとんどでそのアウトは必然的には
L-Rとして定位させる。
だからどちらかといえば、
モノラル音源の定位についてであろう。
モノラル音源ほとんどセンターに定位だ。

ちなみに
PAにはミキサーアウトの2ミックス
したものを渡す場合が多い。


一般的には、ライブハウスにしても
ホールにしてもステージを中心にして
左右にPAのスピーカーが積み上がっている。
PAシステムはサラウンド・マルチチャンネルで
なければ通常LRの2チャンネルである。
クラブなどではLR+Lowの3チャンネルもあるが。

音の定位を音楽表現として著しく捉えている
場合を除き、通常のステレオサウンドにおいて
ライブでのステレオ定位にはあまり関心がない。

なぜなら、ライブの場合、オーディエンスは
必ずしもセンターに位置しているわけではなく
左後方だったり右前方だったり様々な
場所で聴いているから
極端なステレオ定位で音を出したとしても
意図した音表現を伝えられない可能性が
あるからだ。
わざと極端な音象をもって聴く位置による
差異をグリップするような音響作品においては
その限りではないが、一般的な音楽の場合は
やはりどこで聴いても同じ音象で聴こえて欲しい。



センターに定位することで
ステレオ感、奥行き感が希薄、
と思われがちだが
実際ライブの場合、まさに生音(といっても
アコースティックという意味ではなく
電子音響が電気的にPAされた音)
が限られた空間内で大音響で鳴っているので
あまりステレオ感の効果はないのだ。
そうしたことも理由の一つだ。

なので逆に言うなら、
左右極端に定位させたとしても狭い空間
での大音響なれば有象無象と吸収してしまう。
センター定位もステレオ定位もあまり違いはない。
そうあまり違いはないのだ。


じゃステレオに定位したっていいんじゃんか

はーそうですねそうなりますですね

あんた相変わらず中途半端だなー

照れるなー






0 件のコメント:

コメントを投稿