2011/08/05

(No.1463): 雪垂導水


わたくしの
今までの実績は正しく評価されてゐるのか。
結果を見れば火を見るよりも明らかだ。
評価など実にこれっぽっちもされてゐない。
否々、むしろ、評価されたが所以の結実
とも言へる。

大いし小いし具体的な指標が少ないので
評価基準が曖昧である。
下手もすれば「好き嫌い」などという指標で
やられてしまっている可能性もある。
やられてしまッている可能性もある。
やられている可能性は十分にあるだらう。

だとすれば
つくづく業の深い連中だ。

しかしそんなことを言っていたらきりがない。
いくら不満をぶつけようが石を投げようが
響いてくれないものは仕様がないだらう。

闇の負の考えは全て捨て去り、
新しい未来へ繋ぐための想いを持って
想いを持って、想いを持ち、
立ち向かってゆかう。

自ずと泣き寝入りとは言わない。
雪垂の落つるが儘全てを委ねる。
不満を一切持たず、
与えられた駄々事を熟すだけだ。
忠実に。
只管忠実に。
忠犬にならう。
犬にならう。

ほら々愉快な気分になって来ただらう。
ほら々愉快な気分になって来ただらう。
愉快な気分になっただらう。
スキヰップすら踊りたひ。

直ぐだ。
あと僅かの辛抱だ。



1902年
決戰盲社刊 オプノイウ著「因果導水読本」より
雪垂の章





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